こんにちは むうさんです^^
クヌギとコナラは、ミニ盆栽にしてみると、思った以上に弱い樹木でした。
クヌギとコナラは、ガスや電気がない時代は、炭の原料として、人々から大事にされてきました。いわゆる里山です。
そんな過保護に育ったせいか、脱落者が増え、出窓での占有率も減る一方です。
そんなクヌギとコナラ、今年の暑い夏を乗り切れたのが、紹介します。
ミニ盆栽の良さとは?
ミニ盆栽って、盆栽と何が違うの?
どこがいいの?
と思い、本で読むと、
ふつうの盆栽は、
何年もかけて樹形などをつっていくために、時間も費用も場所も必要になり、比較的時間に余裕がある人の趣味として広まってきたようです。
一方、ミニ盆栽は、時間をかけずに狭い場所でもでき、すぐに飾ることができるのが魅力とあります。
そうなんです。働いていると、時間をかけることは難しいですし、広い場所があるわけではないので、狭い場所でできるのがいいんです。
私は部屋の出窓のスペースでミニ盆栽を育てています。日も当たり、風通しも良く、何より部屋の中なので育っていくのが毎日楽しめます。
そして私にとっては、大きな樹木を小さく育てるチャレンジ感がたまりません。
単に大きくすればいいのではなく、小さくです。ほんとに小さく育てることができるのか、半信半疑で育てています。
私がミニ盆栽で読んでるオススメの本は、
『つくる・育てる・飾る! 超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
です。基本的なことから、楽しみ方まで書いてあり、初心者の私はこれで勉強しています。よろしければ、チェックしてみてください。
クヌギは?
クヌギのどんぐりが始まり
クヌギのどんぐりを拾ったのが、ミニ盆栽の始まりです。
▼はじまりのブログ記事 ご覧ください。
クヌギたちの今
今年の春には、一旦全滅かと思われましたが、2つだけが芽をだしてくれて、そだってくれています。
左のクヌギは、枝ぶりも面白くて期待していますが、どうなるか?
上の写真の茶色い幹の途中から緑色の枝がでていますが、これは今年出てきた芽が生長したものです。
とはいえ、葉っぱは一番上に付いているだけですので、順調とは言えません。
葉っぱが出始めていた一つの枝は、茶色く枯れてしまいました。これは暑さのためです。
もう一つのクヌギも葉っぱが3枚あるだけです。
なんとか、頑張って綺麗な黄葉をみせてくれて、来年も芽吹いてほしいです。
コナラは?
コナラは、個性豊かに、黄葉し始めているもの、緑色の葉っぱを青々とつけているものなど、様々です。
緑の葉っぱもありますし、黄葉して、縁が茶色く枯れ始めている葉っぱもありますが、意外と綺麗です。少し早いですが秋を感じます。
ただ、なんとか芽を出そうと頑張っているコナラもいます。
上のような写真を撮影する時は、マクロレンズが重宝します。
『SONY α7RⅢ』にマクロレンズ『SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO』を装着して撮影しています。この記事の最後で紹介していますので、是非ご覧ください。
一方、コナラの黄葉は進んでいます。本当の秋には見られそうもありません。
いろいろなコナラがいますが、育っていってほしいです。
芽が出なかったクヌギとコナラたち
春になって芽がでなかったクヌギとコナラたち。昨年から目が出ないかと待っているミニ盆栽もいます。今年で判断するか、考えています。
クヌギは始めたときからいるので、名残惜しいです。
コナラの樹木としての戦略
コナラの生き残り戦略
コナラの弱さを感じながら、ミニ盆栽を育てていますが、コナラってどんな樹木で、どんな生き方をしているのか知りたくなりました。
ここでは、コナラの生き方について、『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 渡辺一夫著』を参考に、ご紹介したいと思います。
コナラは、炭などに使っていた昭和30年代までは、人に役立つ樹木でした。ですから、人の手によって勢力を拡大してきました。しかし、炭などを使わなくなってからは、誰もコナラを切って使うこともなく、現在は老いたコナラたちが、ナラ枯れなどで被害を受けて、少しずつ衰退しています。
「コナラの寿命はかなり長いので、今あるコナラがすぐに倒れることはないだろうが、コナラの若い世代が増える可能性は少ない」と書かれています。
人に助けられ、里山で帝国を築いてきたコナラですが、崩壊の時期は迫ってきているようです。
おすすめの本 樹木の個性と生き残り戦略:3部作+1
渡辺一夫さんの、樹木の個性と生き残り戦略の3部作は、樹木の生き方、生き残るためにどうしているのか?海岸沿いに生き残る樹木、枝を自ら落とす樹木、種のままずっと耐える樹木、暗いところでも生きられるが生長が遅い樹木、など、おもしろい話が盛りだくさんです。
私は、樹木の生存戦略を知りたくて、本を探しまくったのですが、樹木の本がなかなかなく、ようやく見つけた超おすすめの3部作の本です。是非、チェックしてみてください。
▼イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 渡辺一夫著
▼アセビは羊を中毒死させる 渡辺一夫著
▼アジサイはなぜ葉にアルミ毒をためるのか
+1冊は同じく渡辺一夫さんの『街路樹を楽しむ15の謎 渡辺一夫著』です。
イチョウをはじめ、ケヤキ、ソメイヨシノ、ハナミズキ、コブシ、ポプラ、プラタナス、トチノキなど、15種類の街路樹について、その生き方などを紹介しています。是非チェックしてみて下さい。
▼街路樹を楽しむ15の謎 渡辺一夫著
撮影機材
拡大して撮影するには、スマホではできないので、ミラーレスカメラ『SONY α7初代』、『SONY α7RⅢ』を使って、レンズもマクロレンズ『SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Art』を使ってします。
『SIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Art』は、シグマ社で画質に徹底的にこだわった最高峰のArtレンズです。
下のレビュー記事を是非、ご覧ください。
▼α7中古とSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artで実感写真レビュー~おすすめのマクロレンズ~