夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイド、自然観察指導員”むうさん”による、”おとな”のための自然体感レビューブログです

おとなの自然観察 5つの手順(初心者編 中編)

こんにちは むうさんです^^

”おとな”ならではの自然観察の手順について、前編の
手順1 どこへ行くか(おすすめの場所)
手順2 何を見たいのか
からのつづきとなります。

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クヌギ(レモンイエローの新葉)

この後、手順5 観察するときのポイント、と続きますが、中編は、手順4までとなります。

手順3 服装

上下の服装

長袖、長ズボンが原則です。
 自然の中には、蚊、アブ、ハチなど、刺す虫がいます。また、出ている枝で怪我をすることもあるかもしれませんし、舗装された道路でない場合は転倒するかもしれません、そのような時に、怪我を最小限にとどめるためです。日差しの強い季節は、日焼け防止にもなります。

 ただ、気温の高い季節だと暑いので、工夫としては、
・半袖にアームカバーで腕を覆う。
 半袖に脇から通気されるので、涼しくなり、腕もカバーされているので怪我や虫刺されに防止にもなります。

・半ズボンにタイツを履く。
 半ズボンにして、薄手のタイツにすることで、涼しさを感じます。ただし、転倒時の怪我については薄手ですのでご注意ください。

・スニーカー ウオーキングシューズ
代々木公園、日比谷公園などの都市公園であれば、舗装された道が整備されていますし、林の中に入って土の上でも起伏はあまりないので、スニーカーやウオーキングシューズのような歩きやすい靴であれば、オーケーです。

・ハイキングシューズ
小石川植物園、自然林のようなところでは、土の上を歩きますし、アップダウンもあります。雨が降ったときは、ぬかるみや水たまりがあります。グリップの効いた靴で、汚れてもよい靴の方が歩きやすいです。靴底にグリップを効かせるソールパターンがあって、防水機能のあるハイキングシューズなどがおすすめです。

靴下は履きましょう。
靴ずれ防止になりますし、虫にも刺されにくく、足元も怪我をしにくいです。

帽子

観察をしながら下を向いて歩いていると、いきなり頭をガツンなんてこともあります。そんなときに、帽子があるかないかでは、ダメージに大きな差がでます。ぶつけない方がよいのですが、ついつい夢中になってしまいますから、帽子は必須アイテムです。
 もちろん、日差しも防止できます。キャップ帽でもいいですが、日差しよけとしては、周囲全体に柄があるほうがよりいいです。また、虫が頭にとまったときに、気になってついつい頭を触ったら、虫に刺されるなんてこともあるので、帽子をかぶって頭を鈍感にしておいて、手も頭も刺されないようにしておきましょう。

手順4 観察グッズ

 観察グッズは、何を観察したいかによって、違ってきます。ここでは、花と樹木、苔、野鳥を観察するときに必要なものをお伝えします。

ザック

観察グッズをもっていくためのものです。手提げカバンだと、どうしても片手が使えなくなります。観察のときに、いちいち置くのも面倒ですので、ザックがおすすめです。自然の中に入っていく上で、安全上も両手が空いているザックがおすすめです。

 観察グッズが入ればいいので、デイバッグのようなものでオーケーです。

スマホ(カメラ)

観察していると、どうしても写真また写真を撮りたくなります。公園で枝を折るわけにもいきませんし、ついている葉を取るものはばかれます。観察対象は持って帰ることができませんので、写真に残しておきましょう。

また、写真を撮ると、いい写真を撮ろうと、しっかりと見るようになるので、観察が深まるという効果もあります。

撮影するカメラは、スマホがいいです。写真を撮って、その場で撮影した写真を拡大して、拡大観察できるからです。たとえば、タチツボスミレの綺麗な花を写真撮影して、スマホ画面で拡大して、花びらにある模様をじっくり観察すると、新鮮な驚きがあります。

花全体を鑑賞ではなく、観察してみましょう!
おとなになって知る感動があるはずです。

上の2つがあれば、とりあえずオーケーです。
特に新しいものをいろいろと用意しなくても、自然観察をスタートできます。

ただ、もう少し観察して、いろいろと見たい、知りたい方は次のものがあるとより良いです。

ルーペ

花の観察や、苔観察、には10倍の高倍率のルーペがあった方がいいです。
めしべ、花粉などを観察できるなんてと感動します。また、苔観察では、胞子体の中の胞子が詰まった朔をしっかりと観察できます。

ルーペは使う場面がそれほど多くないので、小型で、首からかけても重くなく、レンズが保護されているものがいいです。

オススメは、私も使っている、日本の光学メーカーであるVixen製 「ルーペ メタルホルダー M12N」です。

メタルなので、モノはしっかりとしていますし、普段はレンズを保護しておき、回転させながらレンズを出せばすぐに観察できます。

100均の大きなルーペでも、ないよりはマシですが、倍率が2倍程度なので、それならスマホでいいかもしれません。

双眼鏡

高い樹木の上の方の花や葉を観察する時や、野鳥を驚かさないように遠くから観察したり、木の上にいる野鳥の観察にあると便利です。

私は最初に悩んだのが、何倍か?ズームがあった方がよいか?ということでした。しかし、自然観察に大切なスペックは、どのくらい大きく見るではなく、視野の広さと、軽さです。

野鳥の場合、木の上でじっとしてくれているわけではありません。チョチョチョと動いたり、枝を飛び移ったりする鳥を双眼鏡で観るのは結構しんどいです。双眼鏡の視野の中になかなか入ってきてくれません。そんなこんなで飛んでいってしまいます。また、重い双眼鏡ですと、よっこらしょとしている間に、野鳥がいなくなります。

野鳥観察に必要なのは、野鳥をすぐにとらえられる性能です。双眼鏡を覗いた時に、視野が広いと、視野の中のどこかに野鳥がいて、すぐに捉えられます。軽いほど軽快に双眼鏡を動かせます。

倍率は、5~8倍。8倍あれば十分です。

私のオススメは、光学メーカーのオリンパス
「8 × 25 WP II」です。

重量が260gと軽量にもかかわらず、視野角も広いです。
自分がこれを使っている理由は、視野角が広く、画像が鮮明なためです。鮮明な画像に惚れました。

これは、フェーズコーティングという特殊コーティングがされているためで、解像感のある精細な観察ができます。また、防水機能もあるので、雨が降ってきても慌てて観察をやめる必要がありません。価格も一万円をきっていて、コスパもいいです。
一番は、視野に野鳥をとらえる性能だと覚えておいてください。

図鑑

観察していると名前や、観察対象のものの特徴が知りたくなります。たとえば、「新緑で葉が陽が当たって透き通った緑で綺麗だけど、これはなんだろう?」みたいな感じです。
図鑑があると、当り前ですが、調べることができます。調べようとすると、葉のつき方は?、葉のまわりにギザギザは? など、じっくり観察しないとわからないので、観察眼も養われていき、知識も身につきます。

ここでは、樹木にかんしてもおすすめの図鑑をご紹介します。

「葉っぱで見わけ 五感で楽しむ 樹木図鑑」監修:林将之、発行:ナツメ社

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林さんは、40歳代の方で、学生時代に授業で樹木の種類を調べる必要があり、調べているうちに学内で図鑑の原型をつくってしまい、そのまま図鑑作家になった方です。当時は、葉っぱの図鑑でわかりやすいものがなく、いろいろな葉を採集してはスキャナーで読み込むことをしていたとのことです。そして、自分が作りたい図鑑を、出版社に持ち込んで葉の図鑑を作成された、葉っぱの図鑑の第一人者です。講座で話をされていました。

観察のときにもっていくためには、ハンディタイプでないとつらいですが、300種類以上を写真つきで紹介してくれています。都市公園里山などでしりたい樹木は、ほぼ掲載されています。そして、写真と文字が大きいので見やすいです。
 使ってみるとわかるのですが、葉っぱの形などで、すぐに調べられるインデックスがついていて、現地でも短い時間で調べられますし、葉っぱについて細かく説明されていて、樹木についても知識が身についていきます。
 また、裏表紙の裏に定規のように目盛りがついていたりして、観察するときにもっていくための図鑑です。

まとめ

楽しく、快適に安全に自然観察をするための、服装とグッズをご紹介しました。

さいごに、自然観察しながらや、した後に、くつろぐためのカフェも忘れずに^^

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ひきつづき、後編もお読みください。

おとなの自然観察 5つの手順(初心者編 後編)
手順5 観察するときのポイント
1.自然の中に入っていく準備
2.自然の中で観察をして ~五感を使う~
3.自然の中で観察をして ~記録する~
4.観察を振り返る