こんにちは むうさんです^^
抹茶をもっといろいろな飲み方で楽しんでみたいと思い、読んだ本が『ごちそう抹茶ドリンク 山政小山園著』です。
抹茶ドリンクのレシピが25種類も載っている、お抹茶のレシピ本のブックレビューです。
最初に、私とお茶の関係をお伝えさせてください。
私は、遠州流茶道の名取(なとり)、奥之伝を終了し、宗号をいただいております。 茶道の楽しさを、お伝えできればと考えております。
ごちそう抹茶ドリンクの”はじめに”より
はじめに
『抹茶をもっと自由に、楽しく、美味しく』
とあり、
私も、まったく同じことを思っています。
抹茶は美味しい飲み物なのに、それが伝わっていない。
美味しいお抹茶を飲まれていない方が多いと思うのです。
お抹茶は、元々は中国から伝わってきた飲み方ですが、現在、中国では抹茶の文化はなくなっています。煎茶のように浸す飲み方だけが残っているのです。
日本には茶の湯、茶道の文化が今現在まで続き、お抹茶の文化が残りました。
ですから現在、抹茶は日本だけ文化なのです。
どんなお抹茶を買えばいいのか難しいかと思いますが、私のおすすめは、宇治抹茶「鵬雲」です。
木谷製茶場(京都府 宇治田原町)製のもので、味と香り、お茶のうま味が素晴らしいお抹茶です。
▼宇治抹茶「鵬雲」
また、最高峰のお茶を試されたい方は、茶道の各流派、裏千家、表千家、遠州流、などのお家元お好みのお茶を紹介していますので、ご覧ください。
話を戻しますと、そして今では、ハーゲンダッツ、スタバなどの海外の会社が抹茶をアイスやドリンクなどに採用して、 世界中に抹茶が広まっています。
そのまま抹茶を点てるだけでも美味しいので、是非試してみてほしいのです。
そして、今回紹介する本の様々な抹茶ドリンク、見るからに美味しそう!です。
山政小山園の問屋さん
『「抹茶は高級で敷居が高い」「抹茶の点て方(飲み方)は難しそう」、そのような声を聞く度に、抹茶をただの美味しい飲み物として楽しんでいた私は「もったいない!」と感じていました。』
私も本当にもったいないなぁと。
世界で日本にしかない飲み方ですし、美味しいんだけどなあぉと。
筆者に同感しながら読み進めました。
お抹茶そのもののうま味を味わうなら、冷たいお抹茶をおすすめしています。このブログでも、工夫したレシピをご紹介しているので、ご覧ください。
『この本は、香り豊かでふくよかな旨みがある抹茶本来の風味を、もっと自由に、楽しく、美味しく味わってもらいたいという想いから生まれた、混ぜるだけ、かけるだけが中心のフレッシュな抹茶ドリンクレシピ集です。おうちでたくさんの方に楽しんでもらえるよう、「お菓子作りより簡単、10分で作れる!」ことを心がけました。』
是非、飲んでみましょう!
ごちそう抹茶ドリンクの内容
抹茶の基本
抹茶とは
『抹茶は、茶葉そのもの、と言っても良いほどシンプルな存在です。煎茶や玉露と違い、茶葉をお湯で抽出して飲むものではありません。摘んだばかりの茶葉(生芽)を蒸して乾燥させた「てん茶」を石臼で挽き粉末にしたものが抹茶。それにお湯を注ぎ、茶葉をまるごと味わうのです。旨みや香りがより豊かで味わい深く、濃く点てても苦みや渋みを強く感じないものが上級品とされています。』
下の写真は、石臼で挽く前のてん茶です。煎茶のように揉んで丸めずに、挽きやすいように平たい茶葉のままになっています。
この本の良いところは、お抹茶の基本的なことが、やさしく説明されていることです。
『文久元年創業、京都は宇治、小倉の地で、茶の栽培から抹茶の製造までを一貫して行う製茶問屋。』の山政小山園さんが書かれていて、抹茶初心者がつまづきそうなことを、丁寧に教えてくれています。
抹茶の取り扱いについて
私も、最初の頃に悩んだのが、お抹茶の扱い方。保管方法などです。
そういった抹茶の基本的なことが、最初にまとめて書かれています。
『・保管(開封前)
冷蔵保存で、開封するときは、抹茶が湿気を吸って劣化する恐れがあるので常温に戻してから。』
私も、お抹茶を買ってきたら、冷蔵庫に入れておきます。
ですが、開封した後は?ということも書かれています。
保管(開封後)、ダマについて。さらに、薄茶の点て方、お濃茶の練り方も説明されています。
薄茶とお濃茶については、このブログの記事を参考にしてみてください。写真入りで丁寧にお伝えしています。
ごちそう抹茶ドリンクのレシピ
最初に、基本レシピとして、
グリーンティー、抹茶ラテ、抹茶ソース、抹茶ゼリー、抹茶アイスキューブ、抹茶クリーム、抹茶チーズフォーム
の作り方が丁寧に書かれています。
私も抹茶ラテを作ってみました!
ごちそう抹茶ドリンクを25種類
抹茶ドリンク25種類のご紹介です。
・抹茶バナーヌシェイク
・抹茶ハニージンジャースカッシュ
・抹茶わらび餅しるこ
抹茶わらび餅しるこは、下の写真の通り、飲むしるこでクリームとあんこの甘さと抹茶の苦みのコラボが美味しそうです。
・抹茶グラノーラヨーグルトラテ
・抹茶オレンジフロート
・抹茶クッキークリームシェイク
・抹茶アーモンドショコラショー
・抹茶ティラミスラテ
・抹茶シナモンチャイ
どうでしょうか?
フロート、ティラミスや、チャイなど、様々なドリンクのレシピが綺麗な写真とともに説明されています。お子さんと一緒につくってみても楽しそうです。
・抹茶黒蜜タピオカミルクティー
・抹茶杏仁ミルク
・抹茶チーズティーフロート
・抹茶黒豆豆乳きなこラテ
・抹茶キャラメルコンパナ
温かい抹茶ドリンクも美味しそうです。
抹茶キャラメルコンパナは、抹茶を溶いたお湯に、生クリームとキャラメールソースというシンプルで作りやすいドリンクです。
・抹茶塩バニラアファガート
・抹茶コットンキャンディーミルクセーキ
・抹茶ベリーフローズン
・抹茶ゼリーサイダー
基本レシピの抹茶ゼリーを作っておけば、ゼリーをグラスに入れてサイダーを注ぐだけでできあがりです。抹茶とサイダーとレモンの3つの爽やかさを満喫できます。
・抹茶マンゴージャスミンティー
・抹茶ココナッツグラニータ
・抹茶ジュレップソーダ
・抹茶芋栗南京チェー
・抹茶白玉グリーンティー
・抹茶苺雪花水
・抹茶練乳シェケラート
さらに、ほうじ茶ドリンクレシピも5種類、載っています。
お抹茶の美味しさを、この本のレシピで楽しんでいただけたら、嬉しいです。是非、チェックしてみてください。