こんにちは むうさんです^^
家の出窓で、20mにもなるクヌギをミニ盆栽にして、育てています。
前回の記事で、春に葉っぱを出さなかったクヌギが、梅雨時期になって復活して葉っぱを出したことを紹介しました。
▼クヌギ復活の記事
【復活】梅雨に芽吹いたクヌギ~全滅からの逆転~
ですが、期待したクヌギがすべて復活したわけではありませんでした。
緑色の新芽がありながら、芽が枯れてしまったクヌギもあります。
今回は、復活したクヌギと枯れてしまったクヌギの明暗を紹介します。
期待したクヌギたち
春を過ぎてから芽が出始めたクヌギがあり、期待を持って世話をしていました。
下の写真の右側3つが、期待のクヌギです。
クヌギ”お君”の芽生え
クヌギに識別のため、名前をつけていますが、最初に紹介するのは”お君”です。
”お君”は、まだ、枝も緑色で、枝での光合成もしているので、栄養もありそうで、期待の星です。
▼5/13
枝の根元に、緑色の★の形をした新しい芽がでてきています。
順調に育ってくれるように、霧吹きをしたり、水をあげたりしていました。
▼5/20
正直、この緑色の芽がなければ、枯れてしまっていると思っても不思議のない状態です。植物が死んだかどうか、枯れたかどうかを判断するのは難しいです。
▼6/3
緑色の芽が、少し色が濁ってきていて、枯れ始めているようにも見えます。
このあたりでは、不安になって、水はもちろんですが、せっせと霧ふきをしていました。暑すぎるのでは?などと考えていました。
▼7/8
葉っぱが開かず、芽が死んでしまったのはわかっていましたが、写真は撮らずにいました。
芽があったところは、完全に茶色になって枯れてしまっています。
ですが、下の方に、新しい緑色の芽がでてきています。
この緑色の芽が育つことを期待しています。
でも、もう夏です。
クヌギ”クみ君”の芽生え
”クみ君”は、枝がすでに茶色ですから、光合成ができません。
新しい緑色の芽はありますが、厳しいかもと思っていましたが、その通りになってしまいました。
▼6/3
葉が開く可能性がある、緑色の芽ですが、ここから葉っぱになるには、うまくいっても1月以上かかります。
▼7/8
予想通りでした、芽は開いて葉っぱにならず、茶色く枯れてしまいました。
枝も茶色いですし、枯れてしまったと判断しています。
復活したクヌギの”クま君”
今までの2つは、明暗の”暗”の方でしたが、復活したクヌギもあります。
前の記事で紹介した”クは君”と、今から紹介する”クま君”です。
▼6/3
枝が緑色ですから、枝で光合成ができる”クま君”。
そして、その緑色の枝に新しい芽があるので、期待できそうです。
▼6/25
まだ、葉っぱは開きませんが、枝がグングン伸びています。
これは、行ける!はずです。
▼7/8
きれいな薄グリーンの枝がどんどん上へ生長しています。
クヌギのエネルギーを感じました。
枝は、更に伸びて、ついに葉っぱが開き始めました。
クヌギは、弱い樹木だとつくづく思いました。
栄養を持ったドングリがあるときは、枝を切ってもすぐに復活しますが、ドングリの力がなくなると、途端に樹木としての弱さを露呈してきます。
クヌギというのは、人が木炭を作るのに、長い間、里山で手を入れて育ててきた樹木です。自然界に放たれた今、樹木としての生命力が問われているように、クヌギのミニ盆栽を育てながら思いました。
どんぐりのこと、クヌギのことを知りたいなら
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▼新装版 タネはどこからきたか? 鷲谷 いづみ (著), 埴 沙萠 (写真)
リアルなどんぐりの生態の写真と説明で、どんぐりってこういうことだったんだと知ることができる本です。
どんぐり以外のタネのことも含めて、説明されているので、タネ全般のことがわかることで、どんぐりがどういう特徴があるのかも知ることができます。
鷲谷 いづみさんと、植物写真家の埴 沙萠さんのこのシリーズはどの本もおすすめです。
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クヌギのどんぐりがなぜ大きいのか?一方、大きいと不利な点は何なのか?など、好奇心をくすぐります。渡辺一夫さんのこのシリーズは、他に2冊あり、どれも超おすすめです。
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下のレビュー記事を是非、ご覧ください。
▼α7中古とSIGMA 105mm F2.8 DG DN MACRO Artで実感写真レビュー~おすすめのマクロレンズ~