こんにちは むうさんです^^
今年の夏は、平均気温が過去125年間で最も高く、ずば抜けていたようです。ですから、日の当たる出窓で育てているミニ盆栽も、この夏は辛かったと思います。
そんな真夏を過ぎて9月になった今も暑いですが、やっと一息入れられるような日の高さになってきました。
今回は、灼熱の夏を越すことのできたトウカエデ、ケヤキと、できなかったミニ盆栽の紹介です。
ミニ盆栽のおすすめの3冊です。チェックしてみてください。
▼『超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
▼『四季のミニ盆栽 山田香織著』
▼『小さな盆栽の作り方・育て方 山田香織著』
▼ミニ盆栽 おすすめの本3冊レビュー記事
トウカエデ
暑さ対策は出窓によしずと霧吹き
トウカエデは、私のミニ盆栽のバイブル『群境介のミニ盆栽のコツのコツ』に、初心者におすすめと書かれていたので、種を拾ってきて始めたものです。
▼『群境介のミニ盆栽のコツのコツ』ブックレビュー
昨年の春に芽吹いてから、順調に育ってくれていました。しかし、今年の夏の暑さは異常です。せっせと世話をしながら、出窓に「よしず」を立てて、日光を抑えて暑さ対策をしています。
暑いので、500mlのペットボトルを6本用意して、水をいれておき、こまめに水をあげていました。また霧吹きで、水滴を葉っぱにつけて葉っぱの温度が下がるようにケアしていました。
霧吹きでさっと水を葉っぱにつけて、打ち水の効果と同じように気化熱で葉っぱの温度が下がるようにしてしました。
トウカエデとケヤキは、大丈夫でしょうか?
トウカエデの具合?
昨年春の発芽時から育てているトウカエデは、順調でした。
とはいえ、葉っぱが茶色になったもの。下の方の葉っぱが全て落ちてしまったものなど、様々です。
下の写真の左から2番目のトウカエデは、早くも黄葉?いや黄葉の前に葉を落とす?といった感じです。
実際にみてみると、暑さの影響でしょうか?黄葉する前に葉が茶色になってしまっています。
一番右のトウカエデは、周りを囲まれていたので、下の方の葉を落として、上の葉っぱだけで光合成をしながら生長してきました。ミニ盆栽としてはイマイチですが、植物のしぶとさを感じるので、私は好きです。
次の4つのトウカエデは、順調でした。
特に、左から1番目は枝が二股に分かれていますし、2番目のトウカエデは、葉が茂っていて、ミニ盆栽として期待できます。
左から1番目は、葉の付き方が良いです。
右から2番目のトウカエデは、葉っぱが尖っていなくて丸いのが面白いです。同じ親木の種のはずですが。
ケヤキ
ケヤキって、スーッと高く延びるものだと思っていたら、ミニ盆栽にしてみると、地を這うように、横に広がって生長しているのが不思議です。
先ほどのトウカエデと比較して、背がとても低い!
実際に、下の写真の左から2番目のケヤキは、横に大きく広がっています。
ケヤキの生き残り戦略は、他の樹木より素早く背を高くして、上で太陽を受けて光合成をするのかと思っていましたが…。
枯れてしまうものもでてきました。暑さも一因としてあるはずです。
上の写真の葉っぱが付いていた痕からわかるように、元々はたくさん葉っぱがついていましたが、最後の1枚も枯れてしまっています。
一番右のケヤキは地を這うように成長しています。
下の写真のように、葉っぱの密度が高いと、映えます。
枯れてしまったトウカエデとケヤキ
先ほど紹介したケヤキのように、枯れてしまったものも結構あります。
特に、今年の春先に、大きなプランターからポッドへ植え替えたトウカエデは5つとも全滅しました。
植え替えた記事→【別れ】春になっても芽吹かないミニ盆栽にさよなら トウカエデ、ケヤキへ植替え
土や環境が合わなかったのでしょうか?
まだ、プランターにトウカエデがありますので、タイミングを見てポッドへ植え替えようと考えています。
樹木について知りたい方へ おすすめの本
《1》樹木観察して名前をわかりたい
『樹木図鑑 林将之監修』
葉っぱの形で、372種の樹木がわかる樹木図鑑です。
携帯できるサイズで、見て、読んで楽しい本で、おすすめです。チェックしてみてください。
▼【樹木図鑑(林将之監修)五感で楽しめるおすすめの図鑑】ブックレビュー
《2》樹木の生き方を知りたい
『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』
樹木は動けないため、生きるためにいろいろな戦略を持っています。
ケヤキを含めた36種類の樹木の個性と生き残り戦略を教えてくれる貴重な本です。
とても面白いので、是非、チェックしてみてください。
▼『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』ショートブックレビュー
《3》樹木ってどうなっているか知りたい
『樹木博士入門 小幡和男他著』
樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。
写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。
▼『樹木博士入門』ブックレビュー