夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【レビュー】銀杏の発芽方法で銀杏を植える→発芽!→育つ→イチョウのミニ盆栽へ~室内で小さく育てるミニ盆栽<30>~

こんにちは むうさんです^^

春先には、どんぐりや、トウカエデ、ケヤキが発芽しているのに、GW直前まで芽を出さなかったイチョウですが、順調に育っています。

今回は、銀杏発芽方法で植えてから、銀杏のが発芽し生長、そして今、初夏のイチョウの成長具合のレビューです。

銀杏発芽方法を使って発芽したイチョウの小さな葉っぱ

イチョウの小さな葉っぱ(右のイチョウ)

着実にミニ盆栽に近づいています。

銀杏発芽方法

銀杏は、とても発芽しやすい種子なので、難しいことはないのです。
それでも銀杏の発芽方法があって、工夫したポイントがあります。

それは、発芽する銀杏の先端をカッターで切ることです。
発芽する部分が固いのでカッターで切って発芽しやすくする工夫です。

銀杏発芽方法:銀杏の先端を切る

銀杏発芽方法:銀杏の先端を切る

銀杏発芽方法:銀杏の先端を切った後

銀杏発芽方法:銀杏の先端を切った後

銀杏を植える時に、先端をカッターで切るという銀杏発芽方法の工夫の一つに確信がもてなかったので、すべての銀杏ではなく、6個だけ切りました。

銀杏を18個植えて、12個はそのまま、6個の銀杏は先端を切りました。

結果として、18個の銀杏のうち、15個発芽して、カッターで切ったものは6個とも発芽しました。確実に発芽させたい場合はカッターで切るのがおすすめです。

ただ、カッターできらなくとも12個の銀杏のうち9個は発芽していますから、カッターで切らないと発芽しないということではありません。

最も大切なのは、銀杏の上下を間違えないこと。
芽を出すとがった方を上にして土に植えることです。

銀杏を剥いて洗って、選別して、植えてという銀杏を発芽させる仕込みの記事を書いていますので、詳しくはそちらをご覧ください。

▼銀杏発芽方法での銀杏の仕込み

発芽してからの生長

▼4月29日にようやく芽を出しました。

銀杏の発芽:4月29日

銀杏の発芽:4月29日

右側と、左側にポツンとした緑色のものが、イチョウの芽生えです。声を合わせたように、一気に7つ芽生えました。

▼5月5日になると、芽生えが9個に増えています

銀杏の発芽2:5月5日

銀杏の発芽2:5月5日

右側の芽生えは、葉っぱが大きくなってきました。発芽すると一気に生長しそうです。

イチョウの最初の葉っぱ

イチョウの最初の葉っぱ

イチョウは銀杏から発芽して、最初の葉っぱからイチョウの葉の形をしています。

なにが不思議か?
というと、トウカエデもケヤキも最初の葉っぱは親の木とは違って双葉が出てくるのに対して、いきなり親の木と同じ葉っぱの形をしているからです。

双葉で光合成をして栄養を作るという、生長するための最初のエンジンとしての双葉がないのは、銀杏の中に栄養があるからなのでしょう。

▼5月14日 さらに発芽が増えて13個が芽生えました。

5月14日:銀杏から13個のイチョウの芽生え

5月14日:銀杏から13個のイチョウの芽生え

発芽して2週間でかなり大きくなってしまいました。

▼イチョウの葉っぱも小さく、可愛らしい感じです。

イチョウの可愛らしい小さな葉

イチョウの可愛らしい小さな葉

小さく育てないといけないので、少し焦りましたが、もう少し待ちます。

▼6月4日 一気に生長したイチョウたち

6月4日 イチョウが一気に生長

6月4日 イチョウが一気に生長

忙しくて、植え替える時間がなく2週間たってしまったら、
もう、育ちすぎです。

すぐに植え替えないと、小さく育てられそうもありません。葉っぱの大きなイチョウは可愛くないので、植え替えることにしました。

イチョウを植え替える

▼いつもの小さなポッドを用意します。

銀杏から発芽したイチョウを植え替える

銀杏から発芽したイチョウを植え替える

ポッドはダイソーで購入したもので、50個くらいで100円でした。

土はホームセンターで売っている園芸の土です。

▼園芸の土

園芸の土に植え替える

園芸の土に植え替える

▼プランターを手で掘っていきます。

発芽した銀杏を発見

発芽した銀杏を発見

▼抜いて、外に出します。

いたイチョウ

抜いたイチョウ

▼銀杏の部分を拡大してみると

銀杏の発芽っぷり

銀杏の発芽っぷり

茎と根で上下に分かれて綺麗に芽を出しています。すごいな~。

クヌギのどんぐりでも、どんぐりのあるうちは、茎や根を切っても育つことが分かっています。銀杏も栄養がありそうなので、茎を切ってしまいます。

▼イチョウの茎を切ってしまう

イチョウの茎を切る

イチョウの茎を切る

▼切った部分を拡大すると

切った部分の下には芽があります

切って部分の下には芽があります

切るポイントですが、樹木の剪定と同じで、芽を残します
この写真ではわかりやすく葉っぱが残っていますが、切った時点で葉っぱがなくとも、芽があればそこから葉っぱが出てくれます。

▼ほかのイチョウもポットへ植え替えました。

植え替えで茎を切る前のイチョウ

植え替えで茎を切る前のイチョウ

この写真で一番左のイチョウは、銀杏がとれてしまったので、茎を切らないでおきました。

▼他のイチョウも茎を切っていきます

茎を切ったイチョウ

茎を切ったイチョウ

▼植え替えたイチョウたち

植え替えた7個のイチョウ

植え替えた7個のイチョウ

▼植え替えたイチョウをみていくと

植え替えたイチョウ

植え替えたイチョウ

植え替えたイチョウ

植え替えたイチョウ

植え替えたイチョウ

植え替えたイチョウ

これから、ミニ盆栽に育てていくのが楽しみです。

▼銀杏発芽方法の記事はこちら

樹木について知りたい方へ おすすめの本

《1》樹木観察して名前をわかりたい

『樹木図鑑 林将之監修』

葉っぱの形で、372種の樹木がわかる樹木図鑑です。
携帯できるサイズで、見て、読んで楽しい本で、おすすめです。チェックしてみてください。

▼【樹木図鑑(林将之監修)五感で楽しめるおすすめの図鑑】ブックレビュー 

《2》樹木の生き方を知りたい

『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』

樹木は動けないため、生きるためにいろいろな戦略を持っています。
イチョウは紹介されていませんが、36種類の樹木の個性と生き残り戦略を教えてくれる貴重な本です。
とても面白いので、是非、チェックしてみてください。

▼『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』ショートブックレビュー

《3》樹木ってどうなっているか知りたい

『樹木博士入門 小幡和男他著』

樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。

写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。

▼『樹木博士入門』ブックレビュー