夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【冷やす】ミニ盆栽への種の仕込み3≪イロハモミジ≫~大きな樹木を小さく育てる<16>~おとなの自然観察~

こんにちは むうさんです^^

来年のミニ盆栽に向けて、自分で種を撒いて、実生(種からの発芽)で育てようと、仕込み中です。

クヌギ、コナラのどんぐり。イチョウの銀杏。トウカエデの種と土と一緒にして春の発芽を待っています。

前回は、トウカエデの種の仕込みでした。

今回は、イロハモミジです。

赤い紅葉が綺麗なのでチャレンジしよう!と種を集めようとしたのですが、思ったほど集まらず、土に撒くのはやめて、別の方法にすることにしました。

イロハモミジとは?

イロハモミジは、モミジの中でもモミジらしい葉っぱです。イロハニホヘトと裂けている葉っぱの片の数を数えたのが名前の由来という説があるらしいですが、〇〇のイロハというようにモミジの基本形のような名前です。

▼イロハモミジの葉っぱ

イロハモミジの葉っぱ

イロハモミジの種の仕込み

種を仕込んでいきましょう。実はトウカエデの時にご紹介したのと同じ方法です。

種の数が少なかったので、確実に発芽させるには、春に撒く方法の方が短期間で発芽するので、その方がよいのではないかと考えたためです

カエデ類の種は発芽するために、一定期間の低温を経験する必要がある(低温要求発芽種子)ようです。ですから、水に入れて水分を吸わせた後に、冷蔵庫に入れておいて3月ごろに撒くのもありなようです。

▼イロハモミジの種

イロハモミジの種

下のトウカエデの種と比べると、種と羽根の間がくびれておらずしっかりとしています。トウカエデの種はくびれています。

▼トウカエデの種

トウカエデの種

イロハモミジの種も、トウカエデ同様に種と羽根を切って種だけにします。

▼はさみで種と羽根を分離

イロハモミジの種を羽根と分離

▼イロハモミジの種を集めました

イロハモミジの種

2、3㎜程度の小さな種です。種の中には栄養は多くはなさそうですから、無事発芽するといいのですが……。

発芽には水分が不可欠ですから、種を水に一回入れた方が発芽しやすいようです。水に沈んだ種の方が発芽しやすいので、そのチェックにもなります。

▼イロハモミジの種を水にいれました

イロハモミジの種を水に入れる

すべての種が水に浮いています。本当に沈んでくれるのでしょうか?

2日間、水に入れておきました。

▼2日後

イロハモミジの種が水に沈んでいる

数個を残して、すべて水に沈みました。発芽への期待感が高まります。

▼種をしまうためのお抹茶の缶

お抹茶の缶

冷やすケースは、密閉できて水分が飛ばないケースであれば何でもいいと思います。タッパなどが使いやすいのでしょうが、茶道をしていてたくさんあるお抹茶の空き缶を使います。このお抹茶の缶に種をいれて冷蔵庫で冷やすためです。

種の仕込みの準備としては、このお抹茶の缶、キッチンペーパー、キッチンペーパーを湿らすためのスプレーを用意しました。

▼種の仕込みの準備

イロハモミジの種の仕込み準備

▼用意したキッチンペーパーをスプレーで湿らせます

▼お抹茶の缶に湿らせたキッチンペーパーを入れます。

▼ここへイロハモミジの種をいれます

イロハモミジの種をいれる

▼またキッチンペーパーを湿らせます

▼湿ったキッチンペーパーでイロハモミジの種を覆い、缶のふたを閉めます

イロハモミジの種の入った缶

種の仕込みが完了したので、冷蔵庫にいれました。お抹茶は食品で、私は開封したお抹茶は、冷蔵庫で保管しているので、缶は透明でもなく種もみえないですし、違和感がありません。

冷蔵庫に入っているので、カビは大丈夫だと思いますが、若干心配です。少ししたら一度開けてみようと思います。

ミニ盆栽について詳しく知りたい方へ

ミニ盆栽についてもっと知りたい方は、下のブックレビューをご覧ください。

ミニ盆栽ブックレビュー:あわせて読みたい

ミニ盆栽をそもそも始めた記事では、クヌギのどんぐりの面白い発芽方法と、発芽の様子を紹介しています。是非、ご覧ください。