夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【観察】イチョウの発芽を観察、ギンナンから出る芽が面白い~初心者のミニ盆栽へのチャレンジ<48>~部屋の中で小さく育てる~

こんにちは むうさんです^^

昨年の秋も、2年続けて、銀杏を植えました。
イチョウは生命力が強く、発芽率がとても高い樹木です。2億年から生きながらえている生きた化石と言われるだけのタフさを備えているのです。

昨年の秋に植えた時の記事は下をご覧ください。

イチョウの芽生えは遅いのですが、今年は桜の開花同様に、4/8にひとつ発芽していました。

▼2023年のイチョウの芽生えと2年目の芽吹き
【イチョウの春】イチョウの芽生えと2年目の芽吹き

発芽したイチョウの小さい葉っぱ

発芽したイチョウの小さい葉っぱ

今回は、発芽したイチョウは、銀杏からどのように芽を出しているのかの観察と、大きくなる前にとポッドへの植え替えレビューです。

2023年春の発芽率は? なんと100%

2022年の秋は、下の写真のプランターに18個の銀杏(ギンナン)を植えました。

ギンナンを植えたプランター

その結果は、

2023年春の発芽

2023年春の発芽

そして、植え替えようと、土いじりをしていると、土の中から発芽しているギンナンもありました。

土の上に顔を出していなかったイチョウの芽生え

土の上に顔を出していなかったイチョウの芽生え

結果として、5月1日時点で、18個植えたギンナンの内の17個が発芽していました。発芽率=94%と相当高いです。
→→その後、5月6日時点で18個すべてが発芽して、発芽率=100%となりました。

イチョウの生命力が強いため、出窓で育てているミニ盆栽が、イチョウに占拠されそうな勢いです。

現時点では、トウカエデ、ケヤキ、コナラ、クヌギも頑張っていますが、最大勢力はイチョウになりそうです。

その生命力の強いイチョウがなぜ、日本では街路樹などの人が植えたもの以外は見ることができないのか?
その不思議について書いている記事がありますので、是非御覧ください。

イチョウの発芽の観察

イチョウの芽は、ぎんなんからどのように出ているのでしょうか?
観察してみました。

▼発芽したイチョウ:まだまだ小さいです。

発芽したイチョウ

シャバルとサイズ感を比べると、かなり小さいことがわかります。
おとなのイチョウの葉は大きいですから、そのようになるには少し時間がかかります。ですが、昨年の経験から、ここから1月すると大きな葉っぱになってしまいます。

▼発芽したイチョウの根の部分を観察すると

イチョウの根元

二股にわかれて土の中とつながっているのがわかります。

土をほじくっていると、発芽直後のイチョウが3つみつかりました。

発芽した直後のイチョウ

▼よく観察してみます

ギンナンが割れて芽がでている

ギンナンの尖った方から、割れた部分から芽が出ています。

▼真ん中のものを観察すると

発芽直後のぎんなん

ギンナンから二股に伸びたものがあり、下へ茶色く根が伸びて、上へは緑色の葉っぱと茎の子どもが伸びています。

▼上から観察

イチョウの発芽を観察

ギンナンの割れた部分から1つの芽がでて、それが二股に分かれて、その二股が合体したところで根(茶色)と茎/葉っぱ(緑色)の二方向にわかれています。

▼他の銀杏からの発芽

銀杏からの発芽観察

参考に、クヌギのどんぐりからの発芽の写真を探してみました。

▼クヌギの発芽

クヌギの発芽

クヌギの発芽観察

イチョウと同じように、二股に分かれて、その合体したところから根と茎にわかれています。

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植物の生き残り戦略本 おすすめの6冊

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