こんにちは むうさんです^^
毎日せっせと水をやりながら、出窓で育てているミニ盆栽、ようやく秋らしくなり、紅葉の季節が近づいてきました。
▼2022年のミニ盆栽の紅葉の様子
その一方で、もし、ミニ盆栽にせずに、そのままプランターで育てていたらどうなったのか?
本当に、小さなポッドで育てることで、ミニ盆栽になったのかという疑問があって、プランターでそのまま育てていたものと比べてみました。
今回は、小さなポッドと大きなプランター、それぞれで育てたトウカエデと、ケヤキを紹介します。
トウカエデ
トウカエデの種を撒いたのは、2021年の秋で、芽生えは2022年の春です。
すぺてのトウカエデをミニポッドには移さずに、少し育ったらミニポッドに移そうと、プランターでそのまま育てていました。
あとは、本当にミニポッドで育てると小さくなるのか?を知りたかったからです。
以前、根の大きさに応じて、土から上の部分の大きさが決まると、教えてもらっていましたが、本当なのか?
その種まきから2年経ったプランターとミニポッドのトウカエデを比べてみます。
圧倒的に、左側のプランターのトウカエデの背丈が大きいです。
右側のトウカエデのミニ盆栽も、大きい方のものをピックアップしたのですが、プランターで育ったトウカエデと全く背丈が違いました。
上から比較すると、ますますミニ盆栽らしく見えてきて、愛らしくなります。
プランターのトウカエデが野生だとすると、右側のミニ盆栽のトウカエデは大事に育てられた感じがします。
実際は、上の写真の通り、プランターを土の上に置いていたので、プランターの下の水抜け穴から根が伸びて、土まで達していましたから、土で育てたのと変わらない環境だと思います。
上の写真のように、葉っぱの大きさを比べても、同じ樹木で、一緒に撒いた種から育ったものとは思えないほどの違いです。
左側のミニ盆栽と比べて、右側のプランターのトウカエデの葉っぱは大きさも大きく、厚みもありました。
実際に、この種は、同じ木のものですので、遺伝的には同じでしょうから、異なる環境が、この違いを生み出したということです。
ケヤキ
ケヤキも、2021年に種を撒いて、ここまで育ててきました。
発芽のさせ方から、芽生えまでは下の記事をご覧ください。
ケヤキもトウカエデと同様に、ミニポッドでミニ盆栽にしたものと、大きなプランターで育てたものを比較してみました。
ケヤキは背の高さもですが、よく見ると、横への枝の伸び方が、全く違います。
ただ、ケヤキというと、上に伸びて背が高くなる樹木と思っていましたが、どういうわけか横に伸びているのが、不思議でした。
想像するに、陽の光が十分もらえていて、周りにライバルもイないので高くなる必要がなく、むしろ横に広がって日光を葉っぱで受けたほうが成長する上で効率が良いからかもしれません。となると、ケヤキは、柔軟性のある樹木ということになります。
一度、ケヤキの盆栽をやっている方など、専門の方に話を聞いてみたいです。
実はケヤキも、根っこがプランターの水抜き穴から土へ伸びていましたから、土で育てたのと同じような環境でした。
ただ、葉っぱの大きさを比べると、茎の成長とは異なって、プランターとミニ盆栽で余り変わりませんでした。
育ててみると、色々と発見があって楽しいです。
樹木について知りたい方へ おすすめの本
《1》樹木観察して名前をわかりたい
『樹木図鑑 林将之監修』
葉っぱの形で、372種の樹木がわかる樹木図鑑です。
携帯できるサイズで、見て、読んで楽しい本で、おすすめです。チェックしてみてください。
▼【樹木図鑑(林将之監修)五感で楽しめるおすすめの図鑑】ブックレビュー
《2》樹木の生き方を知りたい
『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』
樹木は動けないため、生きるためにいろいろな戦略を持っています。
ケヤキを含めた36種類の樹木の個性と生き残り戦略を教えてくれる貴重な本です。
とても面白いので、是非、チェックしてみてください。
▼『イタヤカエデはなぜ自ら幹を枯らすのか 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』ショートブックレビュー
《3》樹木ってどうなっているか知りたい
『樹木博士入門 小幡和男他著』
樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。
写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。
▼『樹木博士入門』ブックレビュー