夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【高機能!】CANONの無料RAW現像ソフトDPP(Digital Photo Professional)~使いやすく、機能も豊富~

こんにちは むうさんです^^

CANONの無料の現像ソフト『DPP(Digital Photo Professional)を使い始めて、これでいいじゃない!と思うほど、機能が豊富で、使いやすいソフトです。

CANON DPP(Digital Photo Professional)

CANON DPP(Digital Photo Professional)

SONYのα7で撮影していたときは、RAWで撮ってもせいぜい、明るさやコントラストをいじったり、ホワイトバランス、クリエイティブスタイルを撮影後に変更するくらいでした。

『CANON EOSRP』

『CANON EOSRP』

でも、EOSRPを購入してから、『DPP(Digital Photo Professional)』を使ってみると、機能が豊富でびっくりしました。

今回は、そんなDPP(Digital Photo Professional)について、便利なところと、不便なところの、実践レビューです。

RAW現像ソフトを使ってみると

RAW現像ソフトって?

『SONY α7』でも、『CANON EOSRP』でも、JPEGという共通のフォーマットで撮影もできますし、カメラメーカーごとに異なるフォーマットであるRAWファイルでも撮影できます。

EOSRPの画面:RAW+JPEGで撮影

EOSRPの画面:RAW+JPEGで撮影

私の場合は、RAW+JPEGで撮影していて、JPEGでのままの時のあるますし、編集したいときはRAWファイルを使っています。

RAWの種類、JPEGの種類も選べます

RAWの種類、JPEGの種類も選べます

JPEGの場合は、色が調整されたり、明るさやコントラストが調整されてでてきますが、RAWファイルというのは、センサーに入った情報を、そのままデータにしたものです。

そのままですから”RAW=生”で、生データということになります。

RAWファイルのままだと、色味の調整などがされていないので、その調整、写真編集を行うのがRAWソフトとなります。 

SONYの『Imaging Edge DesktopのEdit』はカメラでできることだけ

ミラーレスカメラの『SONY α7初代』を中古で購入したのが、写真撮影の始まりでした。

▼SONY α7初代を中古で購入~画質も満足、最軽量の凄いカメラ~
《2021年》ミラーレス「SONY α7中古」レビュー 前編

▼SONY α7初代と50mm単焦点の組み合わはVeryGood!
【α7史上最軽量!実感レビュー】SONY 初代α7と50mm単焦点レンズ FE 50mm F1.8(SEL50F18F)は、やっぱりいい!

最初の頃は、Jpegでしか撮影していなかったので、RAW現像など一切しませんでしたが、撮影時にイメージ通り撮影できていないことがあり、だんだんとRAW現像するようになりました

青みがかっていてホワイトバランスが合っていなかった、露出が暗かった、などを後から修正できるので、RAW現像の良さを覚えていったのです。

RAW現像ソフトに費用をかけたくなかったのと、基本はJPEGなので、SONYの無料RAW現像ソフト『Imaging Edge DesktopのEditを使っていましたし、今でも使っています。 

多機能ではなく、カメラでできることをRAW現像ソフトでやるだけなので、すぐに使えるようになるのが、良いところです。

トーンカーブがあるので、色を変えたいときも、やろうと思えばかなりのことができます。ただ、時間がかかるのが、玉にキズです。

CANONのDPPの使用感

CANON DPP(Digital Photo Professional)

CANON DPP(Digital Photo Professional)

CANONのミラーレスカメラ『EOS RP』を購入して、CANONのRAW現像ソフトを使ってみようと思ったのが、『DPP(Digital Photo Professional)』を使い始めたきっかけです。

SONYの現像ソフトは、CANONのRAWファイルは扱えないですし、CANONの現像ソフトもSONYのRAWファイルは扱えないです。

ですから、カメラメーカーのRAW現像ソフトでRAW現像をする時は、持っているカメラのメーカーのソフトしか使えません。

ただし、JPEGファイルは共通フォーマットなので、カメラメーカーを問わず、DPPでソニーのカメラで撮影したRAWデータを編集できますし、逆ももちろんできます。

『DPP(Digital Photo Professional)』を使ってみて、最初に驚いたのが、その多機能なことです。カメラでできること以上のことができますし、ソフトの操作もしやすい。で、今では、ほぼ使いこなせるようになりました。SONYのJPEGの編集もDPPを使うようになっています。

DPP(Digital Photo Professional)を使う

入手方法

使いたいときは、Google検索窓に”CANON DPP”と入れると、DPPの説明ページが一番上に表示されるので、そこから無料でダウンロードできます(2022/12/31現在)。ダウンロード後インストールすればOKです。

《DPPを立ち上げる》
どんなことができるのか、メニューを一通りみていきます。

▼DPPを立ち上げます。

CANON DPP

Windowsのフォルダが左側に表示され、その右側に小さくサムネイルが、その中で選択した1つが大きな画面で表示されます。

さっそく、写真編集をしてみましょう。

▼左上のセレクト編集を選択

写真編集画面 メニューの下の段

《基本調整》
写真編集メニューの下の段の一番左、基本調整からスタートです。

▼セレクト選択画面へ

CANON DPP(Digital Photo Professional)のセレクト選択画面

▼基本調整画面の下のメニュー

左側にあったWindowsのフォルダ画面が消えて、右側に編集メニューが表示されます。

最初に表示されるのは基本調整画面で、下の項目を調整できます。

基本調整

・明るさ

・ホワイトバランス

・ピクチャースタイル

・露出の詳細:ハイライト、シャドー、白レベルなど

・シャープネス、アンシャープマスク

下の通り、ホワイトバランスを変更できます。

CANON DPP(Digital Photo Professional)のホワイトバランス

《ディテール調整》

ディテール調整のタブをクリックすると、右のメニューが切り替わります。

CANON DPP(Digital Photo Professional)のディテール調整画面

ディテール調整でできることは、下の通りです。

ディテール調整

・ノイズリダクション

・シャープネス

《トーン調整》
トーン調整画面では、主にトーンカーブの調整で使います。また、明るさとコントラストはこの画面でも調整できます。

DPPトーン調整画面

トーン調整

・トーンカーブ調整

・明るさ

・コントラスト

《色調整》
4つ目のメニューは、色調整です。
このメニューは使えるので、私はよく使います。

DPP(Digital Photo Professional)の色調整画面

8つの色ごとに、色相、彩度、明るさを調整でき、例えば、少し赤を強くしたいとか、空の色をより青からより空色にするとか、肌の色を白めにするためにオレンジの彩度を落とすなど、色のイメージに沿って使っています。この色調整メニューはDPPの特徴の一つです。

色調整

・全体の色相、彩度

・8つの色ごとの、色相、彩度、明るさ

《画像の基本設定》
次は、画像の基本的な設定で、一回設定してしまえば、ほぼ触りません。

CANON DPP(Digital Photo Professional)画像設定画面

画像の基本設定

・色空間 sRGB、Adobe RGBなど

・RAW画像を開くときのサイズ

写真編集画面 メニューの上の段

引き続き、写真編集メニューの上の段の一番左からみていきます。

《レンズ補正》
一番左のメニューはレンズ補正です。
キヤノンのレンズはレンズデータがあるので、自動補正してくれます。また、歪曲収差や、周辺減光、色収差など、レンズ補正できる項目は網羅されていて、手動での調整もできます

CANON DPP(Digital Photo Professional)のレンズ補正画面

レンズ補正

・デジタルレンズオプティマイザ

・周辺減光

・色収差

・歪曲収差など

《トリミングと角度調整》
上の段の2つ目のメニューは、トリミングと角度調整です。
この操作は、マウスでも調整できますし、サイズや角度を数字を入力しても調整できるので、作業がやりやすくて秀逸です。

CANON DPP(Digital Photo Professional) トリミング 角度調整

特に角度調整は、0.01度刻みで数字を入力して調整できる(下の写真)ので、こだわってギリギリ合わせることができます。

DPPの角度調整は秀逸

トリミングと角度調整

・トリミング(画素単位で位置とサイズを調整可能)

・角度調整(0.01度単位で調整可能)

・トリミングも角度調整も、数値入力可能

《部分補正》
最初に使ったときに、無料のソフトで部分補正もできるんだ!と驚きました。

CANON DPP(Digital Photo Professional)部分補正

ブラシのサイズとぼかし量を設定してから、補正する箇所を選択して、塗っていきます。わかりやすく塗って選択した箇所の明るさを明るくしてくと、下の写真の通り、橋の手前の下側が明るくなっています。

CANON DPP(Digital Photo Professional)の部分補正の実践例

部分選択した箇所の明るさ、コントラスト、色相、彩度を調整することができます。

人の顔が暗くなってしまった時などに、よく使っています。

部分補正

・小さな箇所から大きな箇所までの一部分を選択

・部分を5箇所まで登録でき、それぞれ効果をON/OFFできる

・調整できる効果:明るさ、コントラスト、色相、彩度

《ゴミ除去、コピースタンプ》
最後のメニューでは、画像のゴミ(例えば青空に黒いゴミなど)を消したり、コピースタンプで別の場所をコピーすることができます。使いやすいので、私は多用しています。

CANON DPP(Digital Photo Professional)のゴミ除去

ゴミ除去、コピースタンプ

・画像のゴミを消す

・明るいゴミ、暗いゴミに分けて消すことができる

・画像上の別の箇所のコピースタンプ

その他の機能

《写真編集前後の比較》
写真編集をしていて、イメージ通りできたか確認する上で、編集前の画面との比較をしたくなることが多いですが、下のように、中央の画面下のメニューをクリックするだけで、左右に比較画像を並べることができ、またワンクリックで戻せます。

《JPEG保存を詳細設定できる》
JPEGを保存するときに、下の画面のように、解像度、画像サイズ、画質、EXIF情報を削除するかなど、細く設定できるのが嬉しいところです。

また、画像の上の保存ボタンを押せば、1枚ではなく、多数の画像を同じ条件で一括保存することもできます。

CANON DPP(Digital Photo Professional)保存画面

CANON DPP/SILKYPIX/EOS RP

CANON DPP(Digital Photo Professional)

無料で、この多機能さなので、CANON DPP(Digital Photo Professional)』は優れものです。

CANONのカメラを持っていてこれからRAW現像をしたい方には、もってこいです。

ただし、DPPでできないこともあるので、有料のRAW現像ソフトも、私は使っています。その中でもおすすめなのが次にあげるRAW現像ソフトです。

もう1段上のソフトなら、SILKYPIX

私が買い切りのRAW現像ソフトの中で選ぶとしたら、SILKYPIX Developer Studio Pro 11です。

基本性能が高く、かつ多機能なソフトで、プロの写真家の方も使われています。私もDPPでもう一歩追い込みたい時は、このソフトを使っています。
日本の市川ソフトラボラトリーが開発していて日本語マニュアルもしっかりとしているので、使い方で迷うこともありません。

▼『SILKYPIX Developer Studio Pro 11』レビュー記事

カメラはCANON EOSRP

カメラは『CANON EOSRPです。フルサイズのミラーレスカメラでありながら、485gと軽いので、撮影に持ちだしやすい。新品で10万円ちょっとで手に入るフルサイズミラーレスカメラです。

CANONのカメラは人を撮影したときの色が絶妙で、人を撮るときは『CANON EOSRP』を使っています。

レビュー記事を書いていますので、是非ご覧ください。

▼EOSRPのレビュー第2弾とRF24-105 F4-7.1のレビュー
●【2021年:EOS RPは楽しい】レビュー『EOS RP+RF24-105mm F4-7.1』
●【EOS RPとRF24-105 F4-7.1 IS STM】実感写真レビュー おすすめの標準ズームレンズ

▼『EOS RP』と標準ズームレンズ『RF24-105mm F4-7.1 IS STM』のセット

▼『EOS RP』のボディ単体

▼『RF24-105 F4-7.1 IS STM』レンズ単体