こんにちは むうさんです^^
この冬から、雪山を始めようと、雪山の道具を買い揃え、最初に行ったのが北横岳です。今回は、前回の記事の続きで北横岳 雪山山行を紹介します。
2024年12月末の山行です。
北横岳山行のコース
初日は天候が曇天でガス気味なので、眺望が期待できません。そこで、ロープウェイで山頂駅に着いた後は、坪庭を抜けてら、縞枯山荘を見にいき、曇天でも映える山荘の写真を撮ってから、戻って北横岳へ向かうルートにしました。
初日:
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅→坪庭:第一、第二、第三休憩所→縞枯山分岐→縞枯山荘→戻る→坪庭→山頂駅→坪庭→北横岳ヒュッテ→北横岳南峰→北横岳ヒュッテ(泊)
2日目:
北横岳ヒュッテ(日の出前に出発)→北横岳南峰→北八ヶ岳ヒュッテ(朝食と休憩)→縞枯山分岐→縞枯山荘→雨池峠→縞枯山→縞枯山展望台→茶臼山→茶臼山展望台→五辻分岐→五辻→山頂駅
2日目は、晴れ予報なので、日の出を北横岳の山頂で迎え、その後、眺望を求めて、縞枯山、茶臼山と登ってから、ロープウェイ山頂駅に戻るルートにしました。
北横岳初日登山レビュー
ロープウェイ山頂駅
山頂駅に到着しました!初めての雪山登山です。
建物の中で、ハードシェルの上にモンベルのストームジャケットをきて、万全の防寒体制で建物を出ると、マイナス10℃の寒さが襲ってきましたが、寒くありません。
ザックから、アイゼンを取り出して、初アイゼンです。装着に手間取りましたが、無事装着できました。
事前に机上の雪山講習を受けていて、アイゼンは自宅ではピッタリでも、雪山では金属が寒さで収縮して、ズレることもあるから。と聞かされていたので、調整方法もしっかりと学習していたので、時間がかかっても焦ることはなかったです。
さらに、スノーバスケットを付けたポールを取り出し、雪を突いた時にとれてなくさないように、ゴムカバーを外して、ポーチにしまいます。
カメラは、素早く取り出せるズームバッグにレンズを装着したミラーレスカメラ、SONY α7RⅢを入れて出発です。
坪庭~縞枯山荘
この日は気温も低く、雪が待っているような天候です。
坪庭は雪が多く何度も踏み抜きながら進む感じでした。踏み抜くと膝上まで雪で隠れ、抜けるのに手こずりました。
そんなこともあり、初めてのアイゼン歩行のため、ゆっくりと歩く感じです。ただ、縞枯山荘までは思ったより近く、わりとすぐに到着した感じでした。
ここで、カメラのバッテリーが切れました。
100%に充電したはずなのに?と、低温だとバッテリーが持たないかと、想定以上のバッテリーの消耗の早さに驚くのと、雪山での写真撮影は難しいかもと思いました。予備バッテリーをここで使っても良かったですが、2日目の撮影の方が重要だったので、そのままカメラを使うのを止めました。
ただ、その後わかったのは、充電したつもりでしていなかったことです。なぜなら、2日目の予備バッテリーは問題なく、通常時と同じようにバッテリーが十分持ちました。
北横岳~北横岳ヒュッテ
北横岳方面では登りが出てきました。登りでは、少し急だと登るのに時間がかかります。雪のない登山との違いを感じつつ進みました。
北横岳ヒュッテから10分ちょっとなので、登りましたが、ガスで何も見えませんでした。明日の朝、日の出前に登るので、道などの下見も兼ねています。
北峰には行かずに、北横岳ヒュッテに向かいます。
1泊夕食付きでお願いしていて、楽しみな夕食は?
ジビエのすき焼きが美味しく、鍋の温かさも冷えた身体に滲みてきて、ゆったりとした気持ちに慣れました。おすすめの山小屋です。
北横岳2日目登山レビュー
日の出の北横岳山頂
北横岳ヒュッテの方にお聞きすると、日の出前の空の色も綺麗だよと言われ、日の出の30分前に山頂へ行きました。
なかなかの寒さで、-18℃の上、風も強く吹いているので、相当寒かったのだと思いますが、ハードシェルの下に雪山用のダウン(モンベル アルパインダウンパーカ)を着ていたので、全く寒さを感じません。
天候も最高で、あまりの眺望の良さに、そのまま、約1時間山頂にいました。
北横岳ヒュッテ~縞枯山
北横岳ヒュッテに戻り、ダウンを脱いだり、持参した朝食のパンを食べたりして、準備をさせてもらって、出発です。
北横岳ヒュッテから、縞枯山荘に向けて出発です。多くの人が北横岳に向かって来ていて、進むのに時間がかかりました。
雨池峠を右に曲がって登っていくと(その時は凄い急登に思えましたが、今思うと…)、縞枯山です。
縞枯山は、何も見えないただのピークなので、すぐに展望台へ。
さすが縞枯山、枯れている領域を通ります。
意外と距離があり、10分ほど歩くと展望台へ到着です。
南八ヶ岳もきれいに見えます。
右に写っているのが。次に行く茶臼山です。
茶臼山~山頂駅
縞枯山展望台から下っていくと、五辻との分岐に出ます。
茶臼山はまっすぐですが、後で戻ってきて、五辻の方から山頂駅に行きました。
茶臼山の展望台は風が尋常ではなく強く、写真を撮ったら、さっさと戻りました。
五辻との分岐に戻り、下って五辻を右の山頂駅方面へ曲がって行きます。
アイゼンを日の出前から履いていて、この時点で12時半過ぎ。北横岳ヒュッテで休憩しただけなので、足が疲れて、雑な足運びになっていました。冬靴も夏靴より重く、さらにアイゼンも重量があるので、雪山は足が疲れやすいんだと実感しました。
帰りのバスが15時発だったので、13時半には山頂駅に着きたくて急ごうとしますが、足が気持ちに付いてこない感じでした。
山頂駅が見えて、帰りのバスに間に合うなと思い、やっと安心です。
撮影写真レビュー
坪庭を歩く人たち
雪原のような坪庭と、雪のついた樹木の影、そして多くの歩く人。
白と黒とグレーだけで描けていてお気に入りの写真です。
朝日に光る中央アルプス
手前の白い樹林から、茅野市、入笠山、伊那の谷の先に朝日を受けて雪をかぶった中央アルプスの峰々が光りはじめていました。
日の出に染まる北横岳
日の出の光が雪面に届き、きれいに染まっています。
『α7RⅢ』と『FE24-105mm F4 G OSS』で撮影
SONY α7RⅢ
登山の時に、風景写真を撮影したくて持っていくのが、4240万画素『α7RⅢ』と『FE24-105mm F4 G OSS』です。
中古の価格が、だいぶこなれてきていますし、とてもおすすめです。
使っていて、非常に満足度が高いカメラです。質実剛健で堅牢性があり、実際にシャッターの耐久性も50万ショットで、α7Ⅲの20万ショットとは比較になりません。
4200万画素、連写速度は秒間10コマ、Wスロットなどと基本性能が高いので、不満が出てきません。
何より、15ストップの広いダイナミックレンジなどのセンサー性能が、α史上最高です(DXOMARKにて)。自分の腕をα7RⅢが補って、出てくる画像が素晴らしいのです。
多少重くなっても、よりいい写真を撮りたいと持ち出しました。
スペックは下の表の通りです。
発売時は35万円もした、本格的なプロユースのフルサイズミラーレスカメラです。
手に持った時に、マグネシウム合金フレームによる剛性感が高く、所有感の満足度が非常に高いカメラです。
そんな『α7RⅢ』の魅力をまとめると下の通りです。
①中古価格で14万円台からと、発売初期の35万円から、かなりお手頃になった。
②4240万画素の高解像
③α史上で、最高画質のセンサーで、約15ストップの広いダイナミックレンジ(センサー性能スコア 100でαシリーズ最高)
④特徴
→マルチセレクター
→ボディ内手ぶれ補正
→ファインダー 369万画素
→秒間10コマの高速連写
→サイレントシャッター可能
『α7RⅢ』のレビュー記事も書いていますので御覧ください。
レンズは『FE24-105mm F4 G OSS』
レンズの『FE24-105mm F4 G OSS』は、『α7RⅢ』と同時に発売されたレンズで、まさに4240万画素のセンサーを活かせる光学性能を持ったレンズです。
F4という明るさでボケの写真も撮影できますし、何より24mmの広角から、105mmの中望遠まで高い解像度で撮影できるズームも、登山に持っていくために必要な性能が詰まっています。
今だと、中古の価格もこなれてきていますので、おすすめです。
そして、このセットにピッタリなサイズのカメラバッグが『TENBA Skyline 9 TOP LOAD』です。
登山のときは、撮りたい時にすぐにカメラを取り出せて、かつ、しっかりとカメラとレンズを保護してくれるズームバッグが重宝します。サイズ展開もされていてオススメです。レビュー記事もご覧ください。
▼カメラバッグ:TENBA Skyline9レビュー記事
山に登って、いい景色を見て、撮影する!
そんな時に、『SONY α7RⅢ』、『SONY FE24-105mm F4 G OSS』とも、おすすめですので、是非チェックしてみてください。
▼SONY α7RⅢ
▼SONY FE24-105mm F4 G OSS
▼TENBA Skyline 9 Top Load