夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【どんぐりから始まる】発芽、葉っぱ、美しい黄葉、綺麗な枯れ葉/落葉、そして2年目~クヌギをどんぐりからミニ盆栽へ<28>~

こんにちは むうさんです^^

クヌギのどんぐりの芽生えから始まったミニ盆栽。すでに27もの記事を書いています。

今では、クヌギコナライチョウトウカエデイロハモミジケヤキと6種類もの盆栽を芽生えから育てています。

クヌギのどんぐり

クヌギのどんぐり

ブログ記事も、ある時はコナラ、ある時はイチョウと、一つの樹木でのつながりが悪くなり、成長を追って読みづらくなったので、昨年から育てているクヌギとコナラについて記事をまとめていきます。

今回は、 クヌギ編 です。

ミニ盆栽の良さとは?

ミニ盆栽って、盆栽と何が違うの?
どこがいいの?
と思い、本で読むと、

ふつうの盆栽は、
何年もかけて樹形などをつっていくために、時間も費用も場所も必要になり、比較的時間に余裕がある人の趣味として広まってきたようです。

一方、ミニ盆栽は、時間をかけず狭い場所でもでき、すぐに飾ることができるのが魅力とあります。

そうなんです。働いていると、時間をかけることは難しいですし、広い場所があるわけではないので、狭い場所でできるのがいいんです。
私は部屋の出窓のスペースでミニ盆栽を育てています。日も当たり、風通しも良く、何より部屋の中なので育っていくのが毎日楽しめます。

そして私にとっては、大きな樹木を小さく育てるチャレンジ感がたまりません。
単に大きくすればいいのではなく、小さくです。ほんとに小さく育てることができるのか、半信半疑で育てています。

私がミニ盆栽で読んでるオススメの本は、
『つくる・育てる・飾る! 超ミニ盆栽 岩井輝紀著』
です。基本的なことから、楽しみ方まで書いてあり、初心者の私はこれで勉強しています。よろしければ、チェックしてみてください。

はじまりは秋にクヌギのどんぐりを拾ったことから

はじまりは、50個のどんぐり

記事を読み返してみると、50個もの大量のどんぐりを拾ってしまったようです。森林セラピストの私は、樹木が好きで、雑木林のような場所に行くと、いろいろなものを拾ってしまうのです。

ですが、50個も拾っていたとは。拾った時点で、育てられないか、考えていたのかもしれません。

▼はじまりのブログ記事 ご覧ください。

翌年の春に発芽したクヌギのどんぐりを、どうしようか悩んで、育てるとしても大きくなると困るので、ミニ盆栽にすることにしました。

最初は、わからないまま、今となると大きな鉢に、クヌギを植えていました。

どんぐりあるなら、根っこを切る!

最初は、わけもわからず、素人考えで大きめの鉢(今では高さ6.5cmの小さなポッドで育てています)で育てようとしました。

また、発芽したどんぐりをそのまま植えていましたが、盆栽の勉強をするとどんぐりがあるうちは切ってしまってもいい! 切らないと大きくなる! と知って、根っこをばっさり切って、鉢に植えました。

▼どんぐりがあれば根をきってもいい! ご覧ください。

白いもやしのようなところから赤い芽が!

今年になって、イロハモミジやトウカエデ、ケヤキなどの種から発芽するものは、いわゆる双葉が最初に出るのを知りました。小学生のころ、アサガオの種を撒くと、双葉が最初だったのと同じようです。

ところが、どんぐりのものは、どんぐりの中に栄養があるため、急いで葉っぱを開いて光合成をしなくてもいいのか、双葉ではありません

とくに、どんぐり発芽法で発芽させると(発芽法は最初の記で紹介しています:【驚き】クヌギのどんぐりの発芽、ミニ盆栽へ小さく育てるチャレンジ)、最初はもやしのようにひょろっとしているので、どこから葉っぱがでてくるのかわからないのです。

▼白いもやしのよう、どこから葉っぱが? ご覧ください。

葉っぱごと茎も切る!

葉っぱも大きくなって、クヌギからすると、これから生長するぞ!という時に、葉っぱごと茎を1cm程度までとことん切りました

ミニ盆栽ですから、小さく、小さく育てていきます。

どんぐりの根っこ側の一部を茎にすると格好がよいと、チャレンジしています。

▼大きな葉っぱごと茎を切る! ご覧ください。

どんぐりのあるクヌギの生命力

クヌギのどんぐりの栄養分って、どんぐりが大きいだけあり、切っても切っても、芽が出てきます。

1cmまで切ってしまった茎から、新たな芽がでてきました。

凄い生命力です。

▼どんぐりの生命力はすごい! ご覧ください。

ミニ盆栽へ ポッドを超小さくする

ミニ盆栽にするために、どのくらい小さなポッドまで生長できるのか?と6.5cmの高さがあるポッドを、2.5cm、3cm、4cmと切って小さくして、植えています。

クヌギは生命力があることが分かったので、どこまで小さくできる?と実験です。

▼どれくらい小さなポッドで生長できる? ご覧ください。

超小さくすると!その結果は?

超小さくしたポッドに茎や根を切って植え替えて、果たしてどうなったでしょうか?

また、クヌギにそれぞれ名前をつけていて、このことになると、樹形が良い”く君”が目立つようになってきています。 

▼超小さなポッドに植え替えた結果は? ご覧ください。

クヌギの黄葉、落葉、そして秋の仕込みから翌春

クヌギの黄葉が、こんなに美しいとは!

正直に言うと、ここまで綺麗な黄葉を見せてくれると思っていませんでした。クヌギは大木なので、遠くから黄色くなっているなぁとみていましたが、大木だとすべての葉っぱが同時に黄葉しないので、茶色や緑も混じってしまいます。

ですが、ミニ盆栽では、輝くようなレモンイエローの黄葉を見ることができます。

▼美しい!クヌギのミニ盆栽ならではの黄葉 ご覧ください。

枯れた葉っぱも美しい!

クヌギには、いろいろと驚かされましたが、初年度の最後の驚きは、枯れた葉っぱの綺麗さ、美しさです。

普通は枯れ葉は地面に落ちて、土まみれになるのですが、ミニ盆栽では、土に触れることなく落葉し、綺麗なアースブラウン色の枯れ葉が、本当に美しいのです。 

▼落葉した葉っぱも美しい!ミニ盆栽ならでは! ご覧ください。

春に向けて、どんぐりを拾って仕込む!

私の住んでいる場所では、クヌギのどんぐりは9月中旬から下旬に落ちてきました。それらを拾って、どんぐり発芽法で仕込み、春を待ちます。

▼春に向けて、どんぐりを拾って仕込む! ご覧ください。

2年目の始動

1年目に、美しい黄葉と落葉を見せてくれてスターだった ”く君” が、2年目の春になっても芽吹きません。

芽吹かないクヌギの方が多いのです。心配です。

▼春になっても芽吹かないクヌギたち ご覧ください。

葉っぱをだしてくれ!と植え替える

春になっても、葉っぱをだしてくれないクヌギたち。どんぐりもやせ細っています。ポッドが小さ過ぎたのか?

栄養をやらないと、植え替えました。植え替え方法の紹介です。

▼葉っぱをだしてくれ!と植え替える ご覧ください。

この後も、現在進行形!

樹木について知りたい方へ おすすめの本

《1》樹木観察して名前をわかりたい

『樹木図鑑 林将之監修』

葉っぱの形で、372種の樹木がわかる樹木図鑑です。
携帯できるサイズで、見て、読んで楽しい本で、おすすめです。
もちろん、クヌギものっています。チェックしてみてください。

▼【樹木図鑑(林将之監修)五感で楽しめるおすすめの図鑑】ブックレビュー 

《2》樹木の生き方を知りたい

『アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』

樹木は動けないため、生きるためにいろいろな戦略を持っています。
クヌギを含めた28種類の樹木の個性と生き残り戦略を教えてくれる貴重な本です。
とても面白いので、是非、チェックしてみてください。

▼『アセビは羊を中毒死させる 樹木の個性と生き残り戦略 渡辺一夫著』ショートブックレビュー

《3》樹木ってどうなっているか知りたい

『樹木博士入門 小幡和男他著』

樹木について、観察をしているかのように、豊富な写真でそのすべてを教えてくれる、”事典+図鑑”です。

写真は企画しながら撮っているので、見たことのない写真がたくさん載っていて、眺めているだけでも樹木のことがわかってきます。
超おすすめの本です。チェックしてみてください。

▼『樹木博士入門』ブックレビュー