夢うさんブログ ~自然が好き~

森林セラピーガイドで茶道家、写真撮影大好きな”むうさん”による、自然体感レビューブログです

【CANON EOS RPのAF性能レビュー】~瞳AF、トラッキング、動体撮影など、2年間の実感~

こんにちは むうさんです^^

2021年の夏に、CANON EOS RPを購入しました。そこから、軽いのと人肌の自然な色味が気に入って、人を撮るなら『CANON EOS RP』と、『SONY α7初代』と使い分けてきました。

『CANON EOS RP』

『CANON EOS RP』

そんな『CANON EOS RP』のAF性能ですが、最近になってSERVO(サーボ)を使って動体を撮影してみると、想像以上の実力にビックリ!

今回は、2年間使っての『CANON EOS RP』のAF性能の実感レビューです。

EOS RPの良いポイント

最初に『CANON EOS RP』を2年間使ってきて、良いポイントをご紹介します。

『CANON EOS RP』の良い点

①軽い!
 バッテリー、カード込で485g ※SONY α7C、α7CⅡより軽い

②ミラーレスなので見たまま撮れる
 露出補正、絞り変更が見ながらできる

③人肌が綺麗
 人を撮った時の人肌の色が綺麗

④AFが優秀 
 瞳AF、動体などフォーカススピード、精度が高い

⑤フルサイズのボケが凄い!
 フルサイズにしてよかった!

⑥価格が安い
 高級すぎないので、日常で使える

使ってきて、一番よかったのは、①の軽い!です。
軽いと持ち出しやすいですし、私のように登山をする時に軽いのは重要でした。

そして、『CANON EOS RP』ならではなのは、③人肌が綺麗で、人を撮った時の印象が、とってもいいので、手放せないカメラになりました。

もう一つの『CANON EOS RP』ならではは、④AFが優秀で、今回ご紹介しますが、精度がとっても高いのです。

2年間の実感としては、いつでも、どこでも持ち出しやすく、撮影に行くぞ!というスイッチを入れなくても、気軽に撮影に使え、操作性も優れた、撮影しやすいカメラが、『CANON EOS RP』です。

CANON EOS RP

CANON EOS RP

より詳しくは、下のレビュー記事をご覧ください。

▼CANON EOS RP 購入後のレビュー記事

▼CANON EOS RPボディ

▼CANON EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット

CANON EOS RPのAF性能(カタログ)

最初に、『EOS RP』のカタログを見ていきます。

『EOS RP』のカタログ

『EOS RP』のカタログ

デュアルピクセルCMOS AF

キヤノン独自のデュアルピクセルCMOS AFは、テクノロジーとして最先端のハードウエア技術です。

『デュアルピクセルCMOS AF』は最先端技術

『デュアルピクセルCMOS AF』は最先端技術

CMOSセンサーのすべての画素に、位相差AFの素子が設けられていて、AFフレーム数が4779ポジションもあります。SONYα7Ⅳの測距点が759点ですから圧倒的です。

デュアルピクセルCMOS A(カタログより)

デュアルピクセルCMOS A(カタログより)

その結果、画面の広範囲で高速のオートフォーカスが機能します。

SONYのミラーレスカメラで私の持っているα7RⅢなどでは、中央は位相差AFで画面中央の外はコントラストAFとなりAF速度が落ちるのですが、『CANON EOS RP』は、88%(横)✕100%(縦)が全て『デュアルピクセルCMOS AF』で位相差AFのため、広範囲で高速なのです。

EOS RPは広範囲で高速AFが機能する

EOS RPは広範囲で高速AFが機能する(カタログより)

画面の端っこの被写体にも、高速オートフォーカスで合焦するということです。

瞳オートフォーカス(瞳AF)

瞳オートフォーカス(以下、瞳AF)も、もちろんあります。
瞳AFがない時代は、写真教室で瞳にピントを合わせるようにと教わりましたが、今ではカメラがやってくれます。

人物撮影で便利な瞳AF

人物撮影で便利な瞳AF(カタログより)

『CANON EOS RP』の特徴は、測距ポイントが、CMOSの全画素ですから、高精度に瞳に合わせられることです。

また、下のカタログにあるように、動いている人にも合わせ続けてくれます。

EOS RPの瞳AF

EOS RPの瞳AF(カタログより)

また、『EOS RP』では下の写真の通り、瞳AFは、「する」、「しない」を選択できます。

CANON EOS RPの瞳AF設定画面

EOS RPの瞳AF設定画面

CANON EOS RPの瞳AFはする、しないを選べる

EOS RPの瞳AFはする、しないを選べる

家族の写真や、集まった仲間の撮影など、通常は「する」で問題ないですが、ポートレート撮影で意図して瞳からピントを外したい時などに使っています。

トラッキング(追従)性能

一度合わせたピントを合わせ続けてくれるトラッキング機能も便利です。

カタログを見ると、トラッキングをする被写体の特徴を掴むときに、従来の「輝度」、「色」、「顔」だけではなく、「奥行き情報」も活用することで、従来よりも追従性能が向上しているようです。

トラッキング性能:「輝度」「色」「顔」+「奥行き」

トラッキング性能:「輝度」「色」「顔」+「奥行き」

ここからは想像ですが、「奥行き情報」は、「デュアルピクセルCMOS」の奥行き情報を使っていて、キヤノン独自のハード技術が生きているのだと思います。

低照度でのAF

日が落ちてからや、暗い場所でオートフォーカスを合わせたい場合に、どのくらい暗い場所でAFが合焦できるかというと、

低照度でのAF:EOS RP

低照度でのAF:EOS RP

EV-5で合わせられます。
SONYのα7ⅣでもEV-4なので、それ以上に暗い場所でもAFが合うということで、暗い場所に強いのが『CANON EOS RP』です。

CANONのカメラが良いのは、このような基本性能に手を抜かないところです。

カタログ性能のまとめ

まとめると、下のようになります。

EOS RPのAF性能

①デュアルピクセルCMOS AF
 ・4779ポジションと他社を圧倒
 ・AF範囲が広、隅までAF可能

②瞳オートフォーカス(瞳AF)が高精度

③トラッキング(追従)性能 奥行き情報で向上

④低照度でのAFが優秀

実際は、どうなのか?
次から実感ビューです。

▼CANON EOS RPボディ

▼CANON EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット

CANON EOS RPのAF実感レビュー

SERVO(サーボ)AFが凄い!

私は普段、動きものをあまり撮影しないので、CANON EOS RPAFモードは『ONE SHOT』を使うことも多いです。ようするに、ピントが一度合ったらピントを固定させるモードです。

ですが、『CANON EOS RP』のAF性能の凄さは、『SERVO(サーボ)』すなわちピントを合わせ続ける時に、発揮されます

EOS RPを『SERVO(サーボ)AF』で設定

EOS RPを『SERVO(サーボ)AF』で設定

実感レビューする「瞳AF」も、「トラッキング性能」も、サーボ設定でのAF性能となります。

瞳オートフォーカスの実感

《他の人に撮ってもらう時》

まず、集合写真を撮影する時に、お店の人にカメラを渡す、登山で他の人にカメラを渡して、他の人に撮ってもらう場合。ピントが大丈夫か心配になりますが、瞳AFでバッチリ合うので問題ありません。

スマホでは当然なようですが、カメラの場合は、ぼかして撮影するのでピントがシビアです。
このような状況でも、『EOS RP』の瞳AFは、すぐに人の瞳を見つけてくれますし、一度合焦すればトラッキングしながら合わせ続けるので、全く問題ありません。

本当に便利です。 

《ポートレート撮影》

ポートレート撮影でも、下の写真のようなケースでは、バッチリ合います。

『CANON EOS RP』の瞳AF

『EOS RP』の瞳AF

ちなみに、マスクをしている状態だと瞳AFが合わないケースの方が多いですが、コロナが明けた今なら大丈夫です。

カメラを向ければ、すぐに瞳にフォーカスを合わせてくれるので、楽々です。

動体撮影:トラッキング性能

しながわ水族館で、イルカショーを撮影した時に、『EOS RP』のAF性能に衝撃を受けました。 

水の中から飛び出してくるイルカに瞬時にフォーカスを合わせ
写真が撮影できるのです。

EOS RPのサーボAFでのトラッキング性能は凄い!

EOS RPのサーボAFでのトラッキング性能は凄い!

AF方式は、AF領域全体で被写体を捉えてピントを合わせてくれる『顔+追尾優先AF』にします。この『顔+追尾優先AF』は自動で被写体を決めるので、水からいきなり出てくるイルカを認識してくれるかどうかで、ピントが合うかどうかが決まります。

EOS RPで『顔+追尾優先AF』

EOS RPで『顔+追尾優先AF』

まとめると、AFの設定としては、下の通りです。

イルカショー撮影のEOS RPのAF設定

イルカショー撮影のEOS RPのAF設定

撮影をしてビックリ!です。水からジャンプして出てくるイルカをしっかりと捉えてくれます。
下の写真もピントバッチリ!でした。

EOS RPでイルカショー撮影

EOS RPでイルカショー撮影

拡大すると、ピントはばっちりイルカを捉えていました。

イルカを拡大 ピントバッチリ:CANON EOS RP

イルカを拡大 ピントバッチリ

イルカショーでの撮影で動体撮影のAF性能も高いことがわかりました

CANON EOS RPのAF性能まとめ

正直に言うと、購入するまでは、『CANON EOS RP』のAF性能がここまで凄いとは思っていませんでした。私には十分過ぎる性能です。

>CANON EOS RPのAF性の実感

①SERVO(サーボ)AFが優秀動体撮影も困らない

②瞳AFが高精度で、とても便利

③私には十分過ぎる性能

実感したのは、AF性能の高さ。

CANON EOS RP

CANON EOS RP

使うほどその凄さがわかるCANON EOS RPは、フルサイズミラーレスカメラ高性能なAFと、とても優秀な上、価格も手頃でコスパ最高!というワードがピッタリのカメラです。是非チェックしてみてください。

▼CANON EOS RPボディ

▼CANON EOS RP RF24-105 IS STM レンズキット

 

【レビュー】Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー~サムスン『Evo Plus』や『PRO Plus』に最適!

こんにちは むうさんです^^

撮影用のSDカードは、世界一のフラッシュメモリのメーカーである Samsung(サムスン)の『EVO Plus』を使っています

過去にSDカード『EVO Plus』のレビュー記事を書いていますので、ご覧ください。

SDカード『Evo Plus』はUHS-1規格なので、最大読み出し速度が100MB/sのはずですが、カードを見ると、130MB/sと書かれています。

amsung(サムスン)の『EVO Plus』は130MB/s

Samsung(サムスン)の『EVO Plus』は130MB/s

実は、SDカード『Evo Plus』が高速転送規格に対応しているからです。

そんな高速転送規格「DDR200」に対応していて、『Samsung PRO Plus SDカード』とセット販売もされているDelkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダーをご紹介します。

▼Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー

▼日本サムスン Samsung PRO Plus SDカード 256GB 対応カードリーダー付き

『Evo Plus』の速度が出ない!

DDR200対応のカードリーダー

サムスンのSDカード『Evo Plus』でも、自宅のデスクトップパソコン内蔵のカードリーダーを使うと、下のような速度しか出ません。

SDカード『Evo Plus』の速度:パソコン内蔵カードリーダー

SDカード『Evo Plus』の速度:パソコン内蔵カードリーダー

枚数が多いと、30分とかSSDへコピーするのにかかります。それはやってられないと、カードリーダーを購入すればいいのか、調べ始めました。

これはカードリーダーのせいなのか?
それとも、SDカード『Evo Plus』はこんなものなのか?

モバイルPCの内蔵カードリーダーを使ってみると、

SDカード『Evo Plus』:モバイルPC内蔵カードリーダー

SDカード『Evo Plus』の速度:モバイルPC内蔵カードリーダー

デスクトップPCの内蔵カードリーダーの速度が遅いことがわかりました。2000円出して追加で装着したのですが、とんでもない低性能のカードリーダーです。

では、サムスン『Evo Plus』の速度が、100%発揮できるカードリーダーを探し始めると、高速転送規格「DDR200」に対応していれば良いことがわかりました。

『PRO Plus』とセットのカードリーダー!

それならばと、色々と調べたのですが、私のデスクトップPCのUSBコネクタの形状がType-Aなのですが、Type-Cだといくつかあったのですが、Type-Aだと見つかりません。

ところが、
そうだ!サムスン 『PRO Plus』とセットになったカードリーダーがあったはずと探し出したのが、『Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー』です。

Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー

Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー

Delkin カードリーダーでの速度

2000円ちょっとというお手頃価格のこともあり、すぐに購入。
そして、早速、Delkinのカードリーダーで速度を測ってみると、

SDカード『Evo Plus』の速度:Delkinカードリーダー

SDカード『Evo Plus』の速度:Delkinカードリーダー

SDカード『Evo Plus』の表記通り、130MB/sの速度がでました!
本当に130MB/sが出るんだと納得。

購入前はDelkinって聞いたことないと不安がありましたが、不安は払拭されました。Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー』の性能は確かした。

▼Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー

▼日本サムスン Samsung PRO Plus SDカード 256GB 対応カードリーダー付き

Delkin A2対応 カードリーダー開封

開封

amazonで購入したのですが、下のような製品パッケージでした。

Delkin A2対応 カードリーダー パッケージ

Delkin A2対応 カードリーダー パッケージ

パッケージの裏側には下のような記載があります。

Delkinのカードリーダーのパッケージの裏面

パッケージの裏面

最大転送速度170MB/Sまで対応していて、様々なタイプのSDカードが使え、UHS-1まで対応しているカードリーダーです。

Type-Cへの変換ケーブルを同梱

Delkin A2対応 カードリーダーは、USB Type-A端子です。

下の写真の右側にあるのが、Type-A→Type-Cへ変換するケーブルです。

右側がType-A→Type-Cへ変換するケーブル

右側がType-A→Type-Cへ変換するケーブル

ケーブルを装着すると、

Type-A→Type-Cへ変換するケーブルを装着

Type-A→Type-Cへ変換するケーブルを装着

というように、USB Type-Cでも使えるようになります。

外観

USB端子はカバーで隠してあり、

USB端子をカバーで隠してある

USB端子をカバーで隠してある

カバーをスライドさせると、USB端子がでてきます。

カバーをスライド:USB端子がでてくる

カバーをスライド:USB端子がでてくる

SDカードはどこに挿すかというと、横に挿す構造になっています。

SDカード、microSDカードを横に挿す

SDカード、microSDカードを横に挿す

上の写真の通り、microSDカードにも対応しています。

サムスン『Evo Plus』を挿した状態

サムスン『Evo Plus』を挿した状態

Delkin A2対応 カードリーダーまとめ

二千円ちょっとで購入でき、性能はバッチリ。

サムスンのSDカード『Evo Plus』の速度を100%発揮できます。また、『PRO Plus』を持っていれば、なおさら欲しくなるカードリーダーです。

『Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー』は、コスパの良いカードリーダーでおすすめです。是非、チェックしてみてください。 

▼Delkin USB 3.1 SD & microSD A2対応 カードリーダー

▼日本サムスン Samsung PRO Plus SDカード 256GB 対応カードリーダー付き

▼日本サムスン Samsung PRO Plus SDカード 128GB

▼日本サムスン Samsung EVO Plus SDカード 128GB

【SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART 実感レビュー《2》】~軽い!ボケが綺麗!~人物撮影からスナップまで使えるおすすめレンズ

こんにちは むうさんです^^

85mm単焦点レンズをどれにするか、ショールームに行ったり、他の85mm単焦点レンズを買って使って手放したり、なんだかんだ悩んだ末にSIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTを購入しました。

▼どの85mm単焦点レンズにする? RF85mmF1.2? 85mmF1.4EX DG HSM?

悩んだだけのことがあり、とても満足しています。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

今回は、購入したSIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』の実感レビューです。

▼SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTの特徴

シグマ社では、新しいレンズを発売する時に、YouTubeで社長プレゼンがあるのですが、『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』も2020年8月に行われていました。

私もレンズってこういう特性があるんだと、わかったつもりになりながら見ました。

特徴

①シグマ社史上、85mm単焦点で最高の光学性能を持つレンズ

②特殊ガラスを使って、色収差を極限までなくしたレンズ設計

③サイズも重さも小さく、コンパクトな設計

④高いビルドクオリティ(稼働部の遊びが少なく、剛性感が高い

⑤特許出願した新規設計による高速AF(オートフォーカス)

85mm単焦点で最高の光学性能

「レンズのサイズと性能の関係はトレードオフの関係にある」
「性能を追求すると、レンズを使用する枚数が多くなり大きく重くなってしまう
」と言う説明を聞き、なるほどと、うなづきながら、

SIGMA『ART』シリーズのコンセプト

SIGMA『ART』シリーズのコンセプト(SIGMAカタログより)

「ARTシリーズは、大きさ重さよりも光学性能を優先する設計コンセプト」
などとシグマのコンセプトの説明の後、「シグマ社史上、85mm単焦点で最高の光学性能を持つレンズ」とのことでした。

85mm F1.4 DG DNは『ART』シリーズ

85mm F1.4 DG DNは『ART』シリーズ

色収差を極限までなくしたレンズ設計

SLDガラス(青)を5枚と高性能ガラスをふんだんに使っている

SLDガラス(青)を5枚も使っている(SIGAMカタログより)

高屈折率レンズを4枚SLDガラス(特殊低分散ガラス:色収差をなくす)を5枚、高いパフォーマンスのガラスをふんだんに使われています。

私がパープルフリンジを納得できずに、手放してしまった『SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM』は、SLDガラスが1枚使われているだけでした。

一方、『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』は、高性能ガラスを使っている枚数が圧倒的に多くなっています。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

高いビルドクオリティ

③のサイズは後のスペックで触れますが、④の高いビルドクオリティで所有感を満たしてくれます。

『85mm F1.4 DG DN ART』の高いビルドクオリティ

『85mm F1.4 DG DN ART』の高いビルドクオリティ

▼SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTのスペック

スペック表

そんな『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』の具体的なスペックです。

『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』スペック表

『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』スペック表

このレンズの素晴らしいところは、20万円超のSONYのGMレンズや、30万円超のCANONの85mmLレンズなどより、ぐっと手に届く価格になっていることです。

そして、重量が625gなことです。
SONYのF2.8通しの大三元標準ズームレンズよりも軽量で、持ち出しやすく、撮影しやすいレンズです。

私がイベントなどで撮影するときも、森林セラピーのイベントの道具を持ちつつ、カメラを持っているので、軽いことで大変助かります

そして、被写体となるイベント参加者の方へ、威圧感を与えることなく、撮影ができて、写真をみると声をあげて喜んでもらえます

参加者の方に喜んでもらえます

参加者の方に喜んでもらえます

操作も良好!ボタン類

『SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』には、絞りリングと、フォーカスリングがあります。

特に絞りリングがあることで、ちょっと絞りたいときなどに、レンズを支えている左手で瞬時に変えられるので、便利ですし、瞬時に対応でき撮影しやすいです。

絞りリングとフォーカスリング

絞りリングとフォーカスリング

上の写真のカメラ側にある数字の書いてあるリングが「絞りリング」、フード側の幅の広いリングが「フォーカスリング」です。

撮影した写真とまとめ

このレンズを購入してから、街なかでのスナップ写真、イベントでの参加者の撮影など、活躍してくれています。

85mm F1.4 DG DN ARTでの街なかスナップ

85mm F1.4 DG DN ARTでの街なかスナップ

85mm F1.4 DG DN ARTでの街なかスナップ

85mm F1.4 DG DN ARTでの街なかスナップ

85mm F1.4 DG DN ARTは、逆光にも強い

85mm F1.4 DG DN ARTは、逆光にも強い

撮影した写真を現像する時に拡大しても、パープルフリンジがまったくないのが、素晴らしい!です。

85mmF1.4開放でのボケの美しさ。大満足のレンズ購入となりました。

軽さ、価格、美しさの3つの要素が高次元で揃っているSIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTは、超おすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

 

【レビュー:SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART《1》】どの85mm単焦点レンズにするか?悩む

こんにちは むうさんです^^

85mm F1.4のレンズは憧れです。
ボケが大きく、人物を撮ると、背景から浮き出てくるように撮れるからです。

『CANON RF85mm F1.2 L USM』がほしかったですが、値段が高すぎる!

ならばと、『SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM』を購入したのですが、手放し。

そして、以前からこれならと思っていたSIGMA 85mm F1.4 DG DN ART』をついに購入しました。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

今回は、SIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTのレビューを兼ねて、このレンズにたどり着くまでの、紆余曲折について書いていきます。

▼SIGMA 85mm F1.4 DGDN ART

CANON RF85mm F1.2 L USM

最初に、85mmのレンズがほしいと思ったのは、2年前。

友人が持っている『RF85mm F1.2 L USM』での写真を見て、ほしい!なりました。
ですが、その時は、大三元ズームレンズの標準、望遠もほしくて、それとどちらにするか悩みました。

▼RF85mm F1.2 Lを購入するか悩んだ記事
【選ぶ!】RF85mm F1.2 Lか? RF70-200mm F2.8 Lか? EF24-70mm F2.8L IIか?

『RF85mm F1.2 L USM』は、写りで言えば、BRレンズを使っている唯一のRFレンズですから、色収差もなく、透きとおるような描写です。実際にキヤノンフォトハウス銀座に行って、店員の女性の方を撮らせていただき、実感もしました。

CANON RF85mm F1.2 L USMの描写

CANON RF85mm F1.2 L USMの描写

背景のハイライトと制服のシャドーの境目に軸上色収差、パープルフリンジが一切でません。恐ろしい描写力のレンズでした。

30万円オーバーの単焦点レンズを、使いこなせる? 使う場面がどれだけある? と考えに考えて、悩んだすえに購入しませんでした

高価ですが信じられないほどの性能のレンズです。是非チェックしてみてください。

▼CANON RF85mm F1.2 L USM

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

85mm単焦点レンズをほしいと思いながら、実際に、使い続ける画角なのか分からず、購入に踏み切れていませんでした。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

また、『CANON EOS RP』で人を撮った時の肌の色合いが好みなので、『EOS RP』で使えるレンズを探していました。

『EF85mm F1.4L IS USM』や、シグマのARTレンズ『SIGMA 85mm F1.4 DG HSM Art』はEFマウントなので、アダプターを介して『EOS RP』で使えるのですが、自分の許容できる価格より高く、購入に踏み切れませんでした。

そこで、解像度が高いと評判で、1つ前の型なので中古価格のこなれているSIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM(EFマウント)』を、5万円ちょっとで購入しました。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

重量も725gと85mmの大口径レンズとしては軽い方なので、このレンズをイベントなどで使用してみて良ければ使い続けようと考えての購入です。

実際に使ってみての感想は下の通り、綺麗なボケと高い解像度で美しい描写をするレンズです。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMの感想

高い解像度で、くっきりとした美しい描写

・F1.4での美しいボケ

・重量も725gと軽く、負担が少なく、持ち出しやすい

・ただし、逆光などでパープルフリンジが出てくる

普通に撮るときには、納得できる描写をしてくれるレンズでした。ただ、逆光などで明暗差が生じる場面では、エッジにパープルフリンジが出てきます。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMで撮影

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMで撮影

左側の女性のハットのエッジに紫色の擬色がでていて、これがパープルフリンジです。拡大して見ないなら気にならないと思います。

ただ、現像する時には拡大して見るので、その時に気になってしまいました。

この点を気にしなければ、下の写真のように美しいボケの描写です。

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMで撮影

SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSMで撮影

以前、このブロクでもレビューしていますので、そちらもご覧ください。

▼【実感レビュー】シグマ 85mm F1.4 EX DG HSM

中古でお手頃な価格なので、是非チェックしてみてください。

▼SIGMA 85mm F1.4 EX DG HSM

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART

ついに、今回レビューするSIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTにたどり着きました。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN AR

SIGMA 85mm F1.4 DG DN AR

購入して納得の描写です。そして軽い!

私が実感は、下のとおりです。

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ART の実感

・パープルフリンジがでない(厳しい条件でも)

・解像感、ボケ、ともに素晴らしく、美しい描写

・625gと、とても軽く撮影しやすい

・Eマウントなので『SONY α7RⅢ』に装着、『EOS RP』では使えない

そして、
SIGMAの誇る「ART」シリーズです。

ARTシリーズ
「あらゆる設計要素を、最高の光学性能と豊かな表現力に集中して開発。
高水準の芸術的表現を叶えるアーティスティック・ライン。
-SIGMAのホームページより-」

『A』 SIGMAの誇る「ART」シリーズのしるし

『A』 SIGMAの誇る「ART」シリーズのしるし

SIGMA 85mm F1.4 DG DN ARTは、「使って後悔はしません。」
というレンズで、超おすすめです。是非チェックしてみてください。

▼SIGMA 85mm F1.4 DGDN ART

本記事の続きは、下のリンクからご覧ください。

【凄!】データ修復ソフト『EaseUS Fixo』実感レビュー~簡単操作で高度な修復~動画・写真・Office~

こんにちは むうさんです^^

写真は趣味ですし、登山の時に動画を撮影したりもしています。
写真のデータは、家族の思い出だったり、二度と撮れないものだったりするので、大切に保管しています。

写真や動画データは大切なもの

ただ、そんな私も、ついバックアップを取らずにいた、登山の動画ファイルが読めないことなどがありました。

悲しいエラーメッセージ

悲しいエラーメッセージ

何かの拍子で、ファイルが壊れて、読めなくなることがあるんだと、諦めてきました。
今では、それらのファイル自体がどこに行ったか分からずじまい……。

ところが、そんな壊れたファイルを救ってくれる、データを修復してくれるソフトの提供とレビュー依頼を受けました。

今回は、イーザスソフトウェア(EaseUS)さまから依頼を受けての、破損したファイルを修復してくれるソフトEaseUS Fixo実感レビューです。

データ修復ソフト『EaseUS Fixo』

データ修復ソフト『EaseUS Fixo』

データ修復で試すこと

EXCELファイルが開けない!

私がよく使うEXCELであるのが、トラブルによって、作っていたファイルが壊れてしまうこと。

そんなときは、悲しいことに、
EXCELファイルを開くことができずに、「ファイル形式またはファイル拡張子が正しくありません。」エラーが発生したりします。

ホント途方に暮れてしまいます。
EXCELで今からすぐに資料用のデータを作成しないとなど、焦っている時に限って発生したりします。

そんな時に、ご覧になっていただきたいのが、下のページ(EaseUS社のサイト)。

EXCELファイルが開けない時

困ったその状況を解決するための、考えられるすべての解決策を紹介してくれています。
無料でできる方法から、ソフトを使う方法まで、徹底的に紹介してくれているので、お困りの方は是非チェックしてみてください。

PNGファイルが開けない!

同じように、Windows 10/11でPNGファイルが開けない場合には、5つの方法を紹介してくれいます。困ったときは、下のリンク先(EaseUS社のサイト)を是非チェックしてみてください。

PNGファイルが開けない時

データ修復ソフト『EaseUS Fixo』とは?

データ修復ソフト『EaseUS Fixoのページに行くと、何ができるのか、わかりやすく説明してあります。また、体験版や製品版をダウンロードできますので、使ってみたい方はチェックしてみてください。

『EaseUS Fixo』紹介&ダウンロード

破損した、または開けないビデオ、 写真、ファイルを修復

EaseUS Fixo

『EaseUS Fixo』のページからポイントを絞って、ご紹介します。

動画/写真/その他ファイルを修復

《動画ファイルを修復》

MP4、MOV、M2TS、MKV、MTS、3GP、AVI、FLV、M4Vなど、様々なビデオファイル形式を簡単に修復。

動画ファイルの修復

動画ファイルを修復

 《写真ファイルを修復》

JPEG、PNG、JPG、CR3、CR2、NEF、NRW、RAFなどの写真形式を修復

写真ファイルを修復

写真ファイルを修復

《ファイルを修復》

PDF、Word、Excel、PowerPointのファイルを修復。

ファイルを修復

ファイルを修復

修復の対象となるファイルは、上記のファイル形式になります。
例えば、音声データなどは、現在はサポートされていません。

詳しくは、『EaseUS Fixo』のページをご覧ください。
EaseUS Fixo紹介ページ

簡単な操作で修復

ファイルを追加して、修復ボタンをクリックして、保存するという3ステップと、簡単な操作で修復できるようです。
後のレビューで実感を説明していきます。

3クリックで修復:データ修復ソフト

3クリックで修復

『EaseUS Fixo』の実感レビュー

簡単にデータ修復できるソフト

今まで、データ修復というと、高額な費用がかかる、難しくて手に負えない。というイメージを私は持っていました。

ところが今回、イーザスソフトウェア(EaseUS)からご提供いただいたEaseUS Fixoを、使ってみて驚きました!

インターフェースがスッキリしているので、マニュアルを読んだりせずに、ボタンをクリックするだけで修復されてしまうのです。

『EaseUS Fixo』起動画面:data repair

『EaseUS Fixo』起動画面

このシンプルな起動画面をみれば、動画ファイルを追加して、なにかすれば良いんだなとすぐに分かりますし、上のように右側に丁寧な説明もあります。

動画ファイルを修復する

《1》修復する動画ファイル

去年、神奈川県にある塔ノ岳という山に登ったときの動画ファイルが、読めなくなってしまっていましたので修復していきます。

動画は、MP4ファイル

動画は、MP4ファイル

OS:Windows11のパソコンでファイルを開こうとすると、メディアプレーヤーは立ち上がるのですが、下のようなエラーメッセージがでてきます。

動画ファイルが破損してエラーメッセージが

エラーメッセージ

拡張子は、しっかりとMP4になっていますし、手に負えない感じです。

《2》『EaseUS Fixo』を立ち上げる

さっそく『EaseUS Fixo』を立ち上げて、修復の3ステップ手順で修復できるかチャレンジします

『EaseUS Fixo』起動中画面

『EaseUS Fixo』起動中画面

”修復は気楽に”とあります。
気楽に修復できてほしいと願いながら、起動画面を待ちます。

《3》動画ファイルを追加する

起動画面:データ修復ソフト『EaseUS Fixo』

起動画面

上で紹介した起動時の画面です。左側の青矢印にある通り、デフォルトでビデオの修復が選ばれていますので、早速、下の赤い枠に囲まれたビデオの追加ボタンをクリックします。

ビデオの追加ボタンをクリックしてファイルを選択する

ビデオの追加ボタンをクリックしてファイルを選択する

”塔ノ岳登山.mp4"ファイルを選択して、追加します。

動画ファイルが追加された画面(データ修復ソフト)

動画ファイルが追加された画面

今から修復する動画のリストが表示されます。今回修復するのは、8秒のショート動画です。
続いて、右下の赤い枠で囲んである「すべてを修復」をクリックしていきます。

《4》修復してプレビューする

すべてを修復」をクリックすると、1秒もかからずに、一瞬で完了しました。

修復された動画ファイル

修復された動画ファイル

青い線の上に表示されたように「クイック修復に成功」とあります。

ちなみに、私のパソコンは、OS:Windows11、CPU:AMD Ryzen 5 PRO 5650G、メモリ:16GBです。

実際に、修復が成功したのかは、赤い枠に囲まれた「プレビューボタン」を押すと、出だしが再生されて、修復できているかどうか確認できます。

しっかりと、修復OK!でした。

《5》修復したファイルを保存する

「保存」ボタンをクリックすると、指定したフォルダにファイルが保存されます。

修復ファイルの保存完了

修復ファイルの保存完了

まったくストレスのなく修復できました

特に、マニュアルのようなものも読まずに、『EaseUS Fixo』の画面を見ながら単に操作しただけです。”簡単な操作で修復”の通り、難しいことも何にもありませんでした。

率直に「凄いな」というのが感想です。

1分の動画の修復

塔ノ岳の動画は、ショート動画を1分にまとまったものがあり、それも読めなかったので、修復できるかチェックしてみました。ファイルの壊れ方が同じかはわかりませんが、修復時間がどれだけ延びるのか確認してみました

1分の動画も修復OK!

1分の動画も修復OK!

操作が簡単なので、すぐに修復できました。今回も修復OKです。

修復ボタンを押してから修復完了までの、修復時間は1秒かかりませんでした。
動画の長さと修復時間に相関があるかわかりませんが、最初の動画と比べて、1分は8秒の約8倍ですが、それだけの時間はかかっていない感じです。

もう一つの修復モード:高度な修復

クイック修復できないケース

実は、『EaseUS Fixo』には、もう一つの修復モードがあります。
それは、クイック修復できなケースに対して使う修復モードです。

自分でも何を撮ったのかわからないファイルがあり、試してみると、上で紹介したとおりでは、修復できませんでした。クイック修復ができなかったのです。

クイック修復できないファイル

クイック修復できないファイル

高度な修復

《1》クイック修復できないファイルでスタート

下の画面の右上の赤い枠に囲まれた「高度な修復」をクリックしてみます。

『EaseUS Fixo』の「高度な修復」

『EaseUS Fixo』の「高度な修復」

すると、「高度な修復のためにサンプル ビデオを追加」とメッセージが表示されます。

「サンプル ビデオは、破損したビデオと同じデバイスまたはフォーマットで作成された再生可能なビデオです。」

とのこと。

このファイル名はスマホで撮影した動画なので、スマホで正常な動画を撮影して、サンプル ビデオにして、チャレンジしてみました。

《2》高度な修復へ進む

高度な修復へ進めた

高度な修復へ進めた

高度な修復のステップへ進めるようです。何が撮れているか楽しみです。

《3》今すぐ修復をクリックで完了

上の画面の赤い枠に囲まれた「今すぐ修復」をクリックします。

高度な修復完了!

高度な修復完了!

高度な修復が完了し、無事、再生もできました。

何が撮れていたか?それは、秘密です。

『EaseUS Fixo』簡単操作の修復ソフト

イーザスソフトウェアのデータ修復ソフト『EaseUS Fixo』の実感レビューでした。

使ってみての正直な感想は、データ修復という高度なことを、これだけ簡単な操作で、できてしまうとは!と驚きました。

データ修復ソフト『EaseUS Fixo』

データ修復ソフト『EaseUS Fixo』

ファイルが壊れて再生できない、ファイルを修復したい、というときには、まず無料体験版で試してみて、うまく行ったら有料版にアップグレードが良いと思います。無料版は保存はできないですが、修復できるかどうかは確認することができます。

イーザスソフトウェアのデータ修復ソフト『EaseUS Fixo』は、率直におすすめできます。是非、下のリンクをチェックして、ダウンロードして試してみてください。

『EaseUS Fixo』紹介&ダウンロード

破損した、または開けないビデオ、 写真、ファイルを修復

EaseUS Fixo

『F-Foto 三脚座』レビュー:シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSM用~安定感抜群で使い勝手良し~

こんにちは むうさんです^^

夜景撮影のために『シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSM』を購入しました。ところが、困ったことに純正の三脚座がありません。夜景撮影ですから三脚に固定するので必要です。

調べてみると、日本企業のF-Fotoから『シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSM』用の三脚座F-Foto 三脚座 LC-S100400が、頑丈で安定感が良さそうでしたので購入しました。

狙い通りの安定性と使い勝手も良い三脚座でした。

『F-Foto 三脚座 LC-S100400』

『F-Foto 三脚座 LC-S100400』

今回は、『F-Foto 三脚座 LC-S100400』を紹介します。

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMに装着

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMに装着

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMのレビュー

買うまでの記事と、買ってからの1stレビューの記事は下のリンク先をご覧ください。
悩んで買って使ってレビューとなっています。ご覧ください。

購入までの道

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《1》
【悩んだ】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(1)~

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《2》
【買った】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(2)~

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM スペック/撮影レビュー
【満足レビュー】SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

F-Fotoは日本企業

F-Fotoさんのことは、この三脚座で初めて知ったのですが、群馬県に本社のある日本企業です。

ホームページから抜粋すると、
「2012年に創業した、群馬県に本社がある日本のカメラアクセサリーメーカーです。店舗を持たずに、Amazon等のネット専業で商品を販売するメーカーですので、高品質な商品をリーズナブルな価格でお客様にお届けする事が可能です。」

とのことです。
写真愛好家として応援したくなります。 

F-Foto 三脚座レビュー

外観

開封すると、以下のものが同梱されています。

▼F-Foto 三脚座 同梱物

F-Foto 三脚座 同梱物

三脚座だからシンプルです。
☓がかかれているのは、レンズを装着した時に三脚座をもったずにレンズ本体を持つようにという注意書きです。ついつい持ちやすい三脚座を持ってしまいそうになりますが、重量のあるレンズですから万が一があると大変です。素直にレンズを持っています。
六角レンチは特に使っていないので、箱の中に眠っています。

▼三脚座の形状

F-Foto 三脚座

F-Foto 三脚座

シンプルな造りで、下の写真のネジで開いた後、締めることでレンズを固定します。

▼レンズに当たる部分はクッション

F-Foto 三脚座

F-Foto 三脚座のクッション材

説明では、
「レンズとの接触面には、クッション材が貼られておりますので、大切なお客様のレンズを傷つける心配はありません。」
とありますが、実際に何度もレンズからつけ外しをしていますが、まったく傷はついていません。

レンズへの装着部

シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMは、スイッチ類の部分が凸になっているため、『F-Foto 三脚座』は、そこを避けるような形状になっています。

▼レンズへの装着

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMへ装着前

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMへ装着途中

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMへ装着

100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMへ装着完了

しっかりとした造りになっていて、遊びも少なくて寸法がぴったりです。

シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSMのレンズの上にある距離計の窓はどうなっているかというと。

▼距離計の窓部

距離計の窓部

しっかりと見えるようになっています。

雲台への取り付け部

取付部は、アルカスイス互換のクイックシュー形状でもあり、三脚固定用のネジ穴は1/4サイズと、3/8サイズ二つのネジサイズに対応しています。

▼取り付け部

F-Foto三脚座 取り付け部

説明では、
「台座部分の形状がアルカスイス互換のクイックシュー形状になっております。【改良版】(以前のロットでは一部のメーカーで、寸法が合わない場合がありましたが、2019/4以降のロットより改善を行いました)」

ということで、今現在のものは安心ですし、常に改良をしている姿勢がよいです。

雲台へ取り付け

アルカスイス互換の雲台へ装着してみました。
雲台は『Leofoto LH-40PCL』です。

▼雲台へ装着

雲台へ装着

F-Foto三脚座を雲台へ装着

F-Foto三脚座を雲台へ装着部を拡大

安定感があって、安心して使っています。

このF-Foto 三脚座 LC-S100400を使っての、『シグマ 100-400 mm F5-6.3 DG OS HSM』で夜景写真です。

F-Foto三脚座を使っての夜景写真

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

F-Foto 三脚座まとめ

『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』を購入した時に、SIGMA純正の三脚座がない、ならどうしようと思いましたが、今回レビューしたF-Foto 三脚座 LC-S100400を見つけて購入したのが正解でした。

『F-Foto 三脚座 LC-S100400』

『F-Foto 三脚座 LC-S100400』

安定感もあり、使い勝手がよく、安心して撮影できていますし、抑えめの価格になっています。

『F-Foto 三脚座』おすすめです。是非チェックしてみてください。

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM《実感レビュー》~高機能でキレキレの超望遠ズームレンズ~

こんにちは むうさんです^^

レンズを買って使ってみて、期待通り、期待以上に満足した時は、本当に嬉しいです。あれだけ悩んだかいがあった、買ってよかったと、心底思います。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMは、まさにそんなレンズです。

『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』を『SONY α7RⅢ』に装着

『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』を『SONY α7RⅢ』に装着

買うまでの記事と、買ってからの1stレビューの記事は下のリンク先をご覧ください。
悩んで買って使ってレビューとなっています。

購入までの道

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《1》
【悩んだ】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(1)~

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《2》
【買った】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(2)~

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM スペック/撮影レビュー
【満足レビュー】SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

EFマウントの意味

EFマウントが最強

EFマウントのレンズを購入すれば、CANONのRシリーズのミラーレスカメラと、SONYのα7、α9シリーズのEマウントのミラーレスカメラで、レンズが共用できるのが素晴らしいところです。

共有するためにはCANONのRシリーズのミラーレスカメラには、EF-EOS Rマウントアダプターが。

SONYのα7、α9シリーズのEマウントのミラーレスカメラには、SIGMAのMC-11アダプターが必要ですが、元が十分取れる利便性と出費抑制効果があります。

EF-EOS Rアダプターのレビュー記事

EF-EOS RアダプターをEOSRPに装着

EF-EOS RアダプターをEOSRPに装着

▼コントロールリングなしマウントアダプター EF-EOS R』

▼コントロールリングあり『マウントアダプター EF-EOS R』
コントローリングがほしい方はこちらをチェックしてみてください。

SIGAM MC-11アダプターのレビュー記事

SIGAM MC-11アダプター レビュー記事

▼使用実感レビュー

【快適】SIGMA MC-11でキヤノンのEFレンズをSONY α7RⅢで使う

▼できること、できないことの検証

【検証】SIGMA MC-11:2023年できること/できないこと

SIGAM MC-11アダプター(SONY Eマウント用)

SIGAM MC-11アダプター(SONY Eマウント用)

▼SIGMA MC-11

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMのスペック

スペックは前回のレビュー記事でも紹介しましたが、おさらいしておきます。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

青太字は、『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』の特徴となるポイントです。

特徴となるポイント

・ズームを一気に100mmから400mmへ、フードをまっすぐ突き出すことで変更できる直進ズーム

・花や昆虫など、寄って大きく撮影できる「0.26倍の最大撮影倍率」

・手持ちできる「1160gの重量」

・そして、値段も最近のレンズが高額になっているのに対して、「抑えめの価格」になっています。

満足している私には、どのスペックも素晴らしく見えています。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM詳細レビュー

レンズはMade in Japan

SIGMA社は、福島県の会津市に工場があり、そこでレンズの製造をしています。ですから、日本製です。

今回の購入の経緯の中で、返品することになったTAMRONは海外生産のため、日本製ではありません。いくら設計が良くても、製造(ものづくり)をしっかりとしないと、商品としての品質は保証できません。

今回の不良の件も含めて、品質はTAMRONならSIGMAが良いと、今は認識しています。

SIGMAはMade in Japan

SIGMAはMade in Japan

レンズのスイッチ類

レンズの側面を見ると、様々んスイッチ類があります。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

 鏡筒より一段高く凸になっています。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMのスイッチ類

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMのスイッチ類

スイッチ類を詳しく見てみると、

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMのスイッチ類(拡大)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMのスイッチ類(拡大)

①フォーカスモード切替えスイッチ

フォーカスモード切替えスイッチ

フォーカスモード切替えスイッチ

AFはオートフォーカス、MFはマニュルアフォーカスですが、MOは?

MOは、オートフォーカスが作動している時でも、フォーカスリングを回すとマニュアルに切り替わる「MF切り替え機能」となります。

手持ちの撮影で野鳥を追っていて、AFで使っている最中に枝などの影響でAFがだと難しい、MFですぐに合わせたいというようなシチュエーションでの使用が考えられそうです。

②フォーカスリミッタースイッチ

フォーカスリミッタースイッチ

フォーカスリミッタースイッチ

これはオートフォーカス速度を上げるためのものです。

「FULL」にすると最短撮影距離から∞まで、「6m-∞」は少し離れた6m~∞まで、「1.6-6m」は近距離で使う時で1.6-6mしかフォーカスが合いません。

こうすることで、フォーカスを合わせるためのレンズの移動距離を短くして、オートフォーカスの速度を上げるのです。実際に、花や昆虫なら「1.6-6m」で、野鳥なら「6m-∞」とした方が快適です。

③手ぶれ補正モード

手ぶれ補正モードスイッチ

手ぶれ補正モードスイッチ

モード1は、通常の手ぶれ補正、上下左右や斜めへの動きに対して効果を発揮します。

モード2は、流し撮り用で、流し撮りで動かす左右方向は効かなくなり、上下方向の手ブレのみ補正するモードです。
OFFで、手ぶれ補正をOFFにします。

手ぶれ補正については、注意する点がいくつかあります。
・三脚でカメラを固定して撮影の時はOFFにする。※何かのきっかけで手ぶれ補正効果が発揮されると、かえってブレるため。
・手ぶれ補正機能は、カメラの電池を使って作動するので、バッテリーの消費が増える。
・レンズの着脱時は、手ぶれ補正スイッチをOFFにしてから行う。

④カスタムモードスイッチ

カスタムモードスイッチ

カスタムモードスイッチ

別売りのUSB DOCKを使うと、AF速度、手ぶれ補正の効き具合、フォーカスリミッターの範囲の調整ができるようです。

⑤LOCKスイッチ

LOCKスイッチ

LOCKスイッチ

自重でレンズの先端が伸びてしまう場合があります。そこで、鏡筒が一番短い100mmの時にLOCKスイッチをONにスライドさせると、伸びるのを防ぐことができます。
 

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM撮影レビュー

私は、『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』を夜景撮影で使うために購入しました。実際に、三脚を使って夜景撮影をしました作例をご紹介します。

▼新宿高層ビル(練馬区役所より)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで夜景撮影

▼スカイツリー(練馬区役所より)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMでスカイツリーを撮影

▼東京タワー(恵比寿ガーデンプレイスタワー スカイラウンジより)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで東京タワーを撮影1

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで東京タワーを撮影2

▼レインボーブリッジ方面(カレッタ汐留より)

レインボーブリッジを撮影

遠いところから狙えて、キレキレの解像度で撮影できるので、大満足です。

参考に、夜景撮影はどうしても現像が必要になるのですが、私はサブスクのLightroomに馴染めなくて、買い切りソフトの『SILKYPIX Developer Studio Pro 11』(市川ソフトラボラトリー)を使っています。

非常に優秀なソフトで、奇をてらうことなく、綺麗に仕上がるので重宝しています。レビュー記事をご覧ください。

おすすめの超望遠ズームレンズSIGMA100-400mm

使ってみると、
・納得の描写性能
手持ちできる重量。
・かっこいいデザイン
SONYでもCANONでも使えること。

そして、抑えめの価格
と私にとってSIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(EFマウント)』は大満足のレンズで、おすすめできます。是非、チェックしてみてください。

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

三脚座が必要な場合は、SIGMAの純正の三脚座がないので、下のF-Fotoの三脚座をおすすめします。私も購入しましたが、バッチリ使えます。

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

【満足レビュー】SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM~高い解像度と軽量な超望遠ズームレンズ~

こんにちは むうさんです^^

夜景撮影をしていて超望遠ズームレンズが欲しくなり、悩んで購入したのが、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』です。

購入まで他のレンズと比べて、一旦、別のレンズを購入したが返品したりと、このレンズを手に入れるまでの道を記事にしていますので、ご覧ください。

購入までの道

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《1》
【悩んだ】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(1)~

▼SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM購入までの道《2》
【買った】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(2)~

今回は、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』の外観と撮影レビューです。

『SONY α7RⅢ』に装着した『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』

『SONY α7RⅢ』に装着した『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

SIGMA100-400mmの理由

CANON EOSRPのレンズなら、RF100-400mm F5.6-8 IS USMがあるじゃないか
と思われそうですが、このレンズは解像度が十分ではなく、4000万画素オーバーの解像性能が怪しかったのと、他にも理由があり、最初に候補から外していました。

そんなわけで、自分が選んだ理由を最初に紹介しておきます。

SIGMA 100-400mm F5-6.3は優秀

・CANON EFマウントなので、『α7RⅢ』と『EOSRP』でレンズが共用できる

・夜景撮影でこだわっていた解像度が非常に高い

・テレコンを使えば、焦点距離が最大800mmまでいける。

・重量が手持ちもできる重さ

・三脚座もF-Fotoの三脚座が実績もあり、使える。

夜景撮影をするメインのカメラは、『SONY α7RⅢ』のため、RFマウントのレンズでは使えなかったのです。もちろん価格が予算内なので、性能が高ければ考えたのですが……。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

『α7RⅢ』と『EOSRP』でレンズが共用とありますが、それは、SIGMAが発売しているマウントアダプター『MC-11をSONYのEマウントのカメラに使うと、CANONのEFマウントのレンズが使えるからです。

▼SIGMA MC-11

今回購入したSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』であれば、『α7RⅢ』と『EOSRP』でこのレンズを共用できるのです。

『SIGMA MC-11』を実使用しているレビュー記事です。ご覧ください。

▼SIGMAマウントアダプター『MC-11』の実感レビュー

SIGMA100-400mmは高解像度

解像度比較データ

購入までの道の記事で紹介していますが、レンズの解像度に関しては、ネットのレンズ比較サイトなどを調べました。

私が比較した4つのレンズの中では、『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』が最も解像度が高くなっており、狙い通りです。

4つの超望遠ズームレンズの解像度比較表

4つの超望遠ズームレンズの解像度比較表

購入してからも解像度が高くて、すごく満足しています。

《引用元》
「ePHOTOzine」のサイトのデータ
②SIGAM 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)
③TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)
④SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント
「LensTip.com」のサイトのデータ
①SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(CANON EFマウント)
②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)

焦点距離400mmでの撮影写真

超望遠ズームレンズは、望遠端の解像度が甘くなりがちです。
実際に、この『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』でも、解像度が一番低いのは400mmの望遠端となっています。

実際に、焦点距離400mmで撮影してみました。
撮影場所:練馬区役所、被写体:スカイツリーで、直線距離をGoogleマップで測定すると、14.6kmです。

▼スカイツリー(焦点距離400mm)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで夜景撮影

▼上の写真の一部を拡大

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影した夜景写真を拡大

十分すぎるほど解像していて、大満足です。

SIGMA100-400mmレビュー

開封すると

今回は、新品を購入しました。
お値段は8万円弱で、予算内に収まっています。

▼箱から出しました。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM

ここでスペックと、理由に書いた解像度について確認していきます。

SIGMA100-400mm F5-6.3 スペック

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM スペック表

シグマのレンズ名称で、
「DG」はフルサイズ対応
「OS」は光学式手ぶれ補正
「HSM」はAF駆動に超音波モーターを使っていて、高トルク・高レスポンスにより高速なピント合わせが可能としています。

スペックで青字にしたのは、このレンズの特徴があるポイントです。

直進ズームは便利

ズームレンズの操作として、普通はズームリングを回して焦点距離を調整しますが、最大焦点距離の400mmにしたい!とか、100mmにすぐ戻したい!というときなどに素早く変えるのに便利な機構です。

具体的には、レンズフードを持って、前後に動かすことでズームが変わって、100mmから一気に400mmにできてしまいます。

野鳥撮影などで、動いてしまう被写体で急いでいるときなどに、重宝します。

▼焦点距離100mmの状態

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 焦点距離100mmの状態

▼焦点距離400mmの状態

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 焦点距離400mmの状態

この時の先端から、マウント面までの距離を実測すると下記の通りでした。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 長さの実測値

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM 長さの実測値

ズームの最小から最大に変えると、約6cm鏡筒が伸びます。

最大撮影倍率も高く、軽量な超望遠ズーム

最大撮影倍率も0.26倍とかなり高いので、近寄って花や虫の撮影にも使えます。

そして、超望遠ズームレンズとしては1160gとかなり軽量で、手持ち撮影もできます。それだけ、使えるシーンが増えるので使いがいのあるレンズです。

私も、夜景撮影だけに限定せずに、使っていこうと思います。

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMはおすすめ

超望遠ズームレンズに悩んでいるなら、SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMは超おすすめです。

上で書いたように、150-600mmだと2kgの重量から使いどころが限定されそうですが、軽いことと撮影倍率が高いことで、撮影シーンが増えるので、『SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』は良いと思います。

SIGMAといえばキレキレの高解像度!というところも、期待どおりです。是非、チェックしてみてください。

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

三脚座が必要な場合は、SIGMAの純正の三脚座がないので、下のF-Fotoの三脚座をおすすめします。私も購入しましたが、バッチリ使えます。

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

 

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

【買った】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(2)~

こんにちは むうさんです^^

前回の記事で、夜景撮影のために超望遠ズームレンズを探し始めたことを書きました。

今回は、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』購入の決め手と、それまでに実は別のレンズを買ってしまった!ことをご紹介します。

もしかしたら、別のレンズをレビューしていたかもしれません。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)をSONY α7RⅢに装着

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)をSONY α7RⅢに装着

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

超望遠ズームレンズの4つの候補

当初、下の4つが超望遠ズームレンズの候補でした。

超望遠ズームレンズ候補

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(CANON EFマウント)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)

TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント)

当初は、SIGMAの150-600mmが第一候補でした。
単純に、望遠が大きいレンズがよかったからです。

ですから、上の『CANON EFマウント』で『SONY Eマウント』と共有できるか、『SONY Eマウント』専用ののどちらか悩んでいました。

そこで、触って決めようと、実物を大手量販店に見に行きました。

ヨドバシカメラで使ってみたら

④SIGMA 150-600mmは重過ぎた

ヨドバシカメラへ行くと、『④SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN』が、SONY α7Cに装着されて展示されていました。 

さっそく、手にとってみると、フロントヘビー(レンズの前の方が重い)で手持ちをしずらく感じました。それでも、夜景撮影は三脚で使うから関係ない、と思いながら、店内のポスターにフォーカスを合わせて撮影していました。

ここからは、私の感じたことですが、オートフォーカスがジャスピンにならずに、少しずれた感じでした。展示されていた個体のせいかもしれませんが、ピントが合わないことが何度もあり、あれ?という感じでした。

そのように試し撮りをしていると腕が疲れてしまい、どうしようかなと思っていると……。

③TAMRON 150-500mmを試す

③TAMRON 150-500mmもレンズが展示されていたので、店員さんにお願いして、レンズを交換させていただきました。

すると、レンズの根元側に重心があるのか、すごく持ちやすいのです。

③TAMRON 150-500mmなら手持ちも行けそう!

実際に、4つのレンズの重量を比較してみると、

超望遠ズームレンズの重量比較

重量比較

確かに、④は重いですが、それ以上に③が持ちやすいのに驚きました。重量があるのに、持っていても疲れないのです。

持った瞬間に ”ほしい!” と思ってしまいました。

④SIGMA 150-600と同様に、店内ポスターへフォーカスを合わせて撮影していると、③TAMRON 150-500mmはピントもくるくる、ジャスピンです。

これよくね。
と惚れてしまい、ヨドバシカメラから出るときには、③TAMRON 150-500mmに決めていました

ほんとに、触りに来て良かった、SIGMA 150-600がどんなレンズがわかってよかった。という感じです。

③TAMRON 150-500mm F/5-6.7を購入したが…

期間限定セールでお買い得

新品か中古かで悩みましたが、お値段のこともあり、中古で良さそうなのがあれば、中古で購入しようと、ネットでいろいろと漁っていると、昨日まで12万5千円だったのが、期間限定セールで10万5千円で、中古ショップで売っていました。

それも ”美品” です。
写真で見ても、マウント部の金属部の擦れ方をみても綺麗で、使ってないんじゃないかというレベル。

信頼しているショップでしたし、この価格なら安い!と嬉しくて、すぐに購入しました。

③TAMRON 150-500mm F/5-6.7を購入

③TAMRON 150-500mm F/5-6.7を購入

初期トラブルが発生

購入してすぐに自宅に届き、
ウキウキしながら、早速開封して、『SONY α7RⅢ』に装着しました。

ところが……。 

カメラの電源を入れると、ジジジジジ、ジージーとレンズから音がなり続けるのです。詳しくは、下のような現象が発生しました。 

③TAMRON 150-500mm F/5-6.7中古 初期トラブル

・カメラ本体 α7RⅢ

カメラの電源を入れると、ジジジジジ、ジージーと音が鳴りだし、継続して鳴り続けます
※写真を撮影することに集中できない耳障りな音。
※動画撮影すると音が入ってしまうレベル。

・フォーカスが合うと音が消えます。
※モーターか何かの音?

・手振れ補正をOFFにしても、AFをMFへ切り替えても、消えずに鳴り続けます。

・手振れ補正のモードで、1と2の音が大きく、3は少しまし。

・事前に試したTAMRON 150-500mm F5-6.7 DiIII VC VXDでは、このような音がしませんでした。

ネットで同じような現象が発生している人がいないか、レビューなどで調べると、やはりいました。個体差があって、多くの人には発生していないようでした。

即、返品する

購入した『③TAMRON 150-500mm F/5-6.7』の外観は非常に綺麗で新品同様ですし、夜景撮影には関係ないから、安いしこのまま使うか?と悩みました。

が、カメラを構えて撮影しようとするとジジジという音が耳障りで、手持ち撮影をする気になれません。

1時間程度使って悩んで、こういう初期トラブルは、即返品した方がいいからと、上の現象を書いた紙を入れて、すぐに梱包して、翌日の朝の出勤前にコンビニから返品のための発送をしました。

また、ショップへメールで連絡しておき、それに対してショップからは、すぐに返信があり、返品を受け付けていただきました。ショップは ”マップカメラ” です。

③TAMRON 150-500mmを候補から外す

気に入っていただけに、『③TAMRON 150-500mm F/5-6.7』が中古とはいえ、初期トラブルは残念でした。実際に、他にも同じような現象に悩んでいる方がいたので、私だけではないようです。

QC検定1級のむうさんは、”品質”には厳しいので、いっぺんにこのレンズへの熱が冷めました。

そうです。このトラブルでレンズメーカーTAMRONへの信頼が一気に失われて、『③TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)』は候補から外しました。

4つの超望遠ズームレンズを詳しく比較

超望遠ズームレンズに求める条件

私の条件は下の6つでした。
特に《5》の解像度はこだわっていました。

超望遠ズームレンズへの私の条件①

《1》価格は15万円以内

《2》メインは三脚での夜景撮影

《3》夜景撮影に使うカメラ:SONY α7RⅢ

《4》SONYとCANONでレンズを、できれば共有したい
   →EFマウントのレンズ

《5》高い解像度がほしい

《6》なるたけ大きな焦点距離がほしい

上の視点で、4つの超望遠ズームレンズを、詳しく比較していきますが、最初に前回も使った解像度の比較表です。

4つの超望遠ズームレンズの解像度比較

4つの超望遠ズームレンズの解像度比較表

4つの超望遠ズームレンズの解像度比較表

《引用元》
「ePHOTOzine」のサイトのデータ
②SIGAM 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)
③TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)
④SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント
「LensTip.com」のサイトのデータ
①SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(CANON EFマウント)
②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)

4つのレンズとも、解像度は高いですが、その中でも②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)』が、より高解像度です。

実際に、②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMを『SONY α7RⅢ』に装着して撮影した写真です。上の写真の一部を切り取ったのが下の写真です。

▼撮影画像(②SIGMA 100-400mm F5-6.3で撮影)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影

▼その一部をトリミング 

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影した写真を拡大

東京タワーや周囲のビルの細かいところまで描写されています。4240万画素の『SONY α7RⅢ』の性能を引き出せていると思います。

4つの超望遠ズームレンズの比較

4つの超望遠ズームレンズを詳しく比較していきます。

超望遠ズームレンズ比較表

超望遠ズームレンズ比較表

青色が濃いほど、他と比較して優位だと言うように示しています。

CANON EFマウントが、SONY Eマウントより優位なのは、マウントアダプターSIGMA MC-11を使うと、CANON EFマウントのレンズがSONY Eマウントで使えるからです。

▼マウントアダプター『SIGMA MC-11』レビュー記事をご覧ください。

▼SIGMA MC-11

もう1点、CANON EFマウントが優位な点として、テレコンが使えることです。
SONY Eマウントでは、SONY以外のレンズはテレコンが使えません。そのため、テレコンを使っての最大焦点距離が、CANON EFマウントのレンズが大きくなります。

SIGMA 100-400mm F5-6.3は優秀

そして真打ちの②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)』を比較表でみてみると、三脚座を除けば、全て青色がついていて、非常に優秀です。

超望遠ズームレンズ比較表

再掲:超望遠ズームレンズ比較表

下のように、私の条件をしっかり満足しています。

SIGMA 100-400mm F5-6.3は優秀

・CANON EFマウントなので、『α7RⅢ』と『EOSRP』でレンズが共用できる

・夜景撮影でこだわっていた解像度が非常に高い

・テレコンを使えば、焦点距離が最大800mmまでいける。

・重量が手持ちもできる重さ

唯一課題となる三脚座ですが、SIGMAの純正品はないのですが、すでに実績があり、途中改良もされて完璧にフィットしているF-Foto 三脚座があります。

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

三脚を使う前提でしたし、レンズが長く重いのでフロントヘビーになるので、私は購入しました。

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMに大満足

購入した『TAMRON 150-500mm』を初期故障で返品したり、色々とありましたが、SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)』に、とても満足しています。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影

解像度が高く、手持ちでも撮影できる超望遠ズームレンズ『SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMで撮影』はおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

▼F-Foto 三脚座(SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM専用)

▼SIGMA MC-11

【悩んだ】超望遠ズームレンズ購入~SIGMA100-400mm F5-6.3 DG OS HSMへ(1)~

こんにちは むうさんです^^

昨年の夏に、昼間は暑くて撮影できないから、夜に撮影しよう!

と、夜景写真を撮影するようになって、ほしくなったのが超望遠ズーム、焦点距離400mmオーバーのレンズです。

例えば、練馬区役所から都心部の夜景写真を撮影したり、恵比寿ガーデンプレイスからでも東京タワーを大きく切り取ってみたり、と撮影したいシチュエーションが具体的にあったからです。

▼練馬区役所から撮影した新宿ビル群

練馬区役所からの新宿ビル群の夜景写真

練馬区役所からの新宿ビル群の夜景写真 400mm

今回は、最終的にSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)に決めて購入するまでの、悩みとトラブルについての購入レビューです。

『SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』

『SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)』

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

超望遠ズームの候補レンズ

カメラはSONYとCANON

私が持っているカメラは、『SONY α7RⅢ』『CANON EOSRP』です。

▼SONY α7RⅢ レビュー記事
●【2023年】SONY α7RⅢ中古で撮影!実感レビュー~シャッター音と感触、香る高級感~
▼CANON EOSRP レビュー記事
●【撮影レビュー】『EOS RP+RF24-105mm F4-7.1』~優しいフルサイズミラーレス

SONY α7RⅢ

SONY α7RⅢ

ですから、『SONY Eマウント』か、『CANON EFマウント、RFマウント』のレンズとなります。 

価格は15万円以内

夜景撮影のために超望遠ズームレンズを購入しようとしていますが、そこまで使用頻度が高いとも思えなかったこともあり、懐具合と相談して15万円以内と予算を決めました。

そのため、『SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G』『SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM』のように20万円以上するSONYレンズや、『RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM』、『CANON EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM』という予算オーバーのCANONレンズは、候補から外しました。

また、『RF100-400mm F5.6-8 IS USM』はF8と暗いのと、解像度に懸念があったので最初から候補から外しました。

そうして、この時点で4つのレンズが候補となっていました。

超望遠ズームレンズ候補

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(CANON EFマウント)

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)

TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント)

SONYとCANONでレンズを共用したい

夜景写真は、高解像度4240万画素の『SONY α7RⅢ』でメインに撮影する予定です。ですから、Eマウントのレンズが候補にあがります。

一方で、もう一つのミラーレスカメラ『CANON EOSRP』でも共用したいと考えていました。

SONYとCANONのカメラで1つのレンズを共用?
と思われるかもしれませんが、できるんです。

SIGMAの出しているマウントアダプター『MC-11をSONYのEマウントのカメラに使うと、CANONのEFマウントのレンズが使えてしまいます

SONY α7RⅢにSIGMA『MC-11』を装着

SONY α7RⅢにSIGMA『MC-11』を装着。EFマウントレンズが使える。

SONY α7RⅢにSIGMA『MC-11』を装着。EFマウントレンズが使える。

▼SIGMA MC-11

ですから、『SONY Eマウントのレンズ』だけでなく、『CANON EFマウントのレンズ』も候補となり、共用まで考えると『CANON EFマウントのレンズ』の方が好ましいことになります。

SIGMAが『MC-11』を発売しているのは、SIGMAの発売しているEFマウント用のレンズをSONYユーザーにも使ってもらうための戦略です。
実際に快適に使えています。使い勝手のレビューをしていますので、ご覧ください。

▼SIGMAマウントアダプター『MC-11』の実感レビュー

解像度が高いことが必要

レンズの基本性能としては、解像度が高いことにこだわりました。

夜景撮影をメインに使う場合、解像度が高いかどうかで、撮影された写真がまったく違うからです。

上であげた4つのレンズの解像度がどうなのか?Youtubeなどで徹底的に調べ、最後にレンズ評価をしているサイトの数字で比較しました。

▼MTF50の数字が大きいほど、解像度が高い。

超望遠ズームレンズの解像度比較

超望遠ズームレンズの解像度比較

4つの候補のすべての数字が同じサイトにはなかったので、「ePHOTOzine」のサイト「LensTip.com」のサイトのデータを、両方のサイトにあった『②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)』のデータを使って比較してみました。

このデータは、焦点距離=400mmの時の解像度を比較しています。
望遠ズームレンズは、焦点距離が大きくなるほど解像度が下がるので、なるべく大きな焦点距離でひかくするため400mmを選んでいます。

この比較表は、
②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)が、解像度で一番優秀であることを示しています。

実際に、②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMとSONY α7RⅢで撮影した写真を紹介します。恵比寿ガーデンプレイスタワー スカイラウンジで撮影しています。

②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMとSONY α7RⅢで撮影

②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMとSONY α7RⅢで撮影

上の写真を拡大すると、下の写真の通り、バッチリ解像しています。『②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM』の解像度は素晴らしいです。

②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMとSONY α7RⅢで撮影

②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMとSONY α7RⅢで撮影

《引用元》
「ePHOTOzine」のサイトのデータ
②SIGAM 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)
③TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)
④SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント
「LensTip.com」のサイトのデータ
①SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary(CANON EFマウント)
②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)

なるたけ大きな焦点距離がほしい

一見決まりのようですが、なるたけ大きな焦点距離がほしかったので、悩みました。

当たり前ですが、③は500mmまで、④は600mmまで焦点距離をもっていますが、②は400mmと焦点距離が小さいのです。

さらには、③TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(SONY Eマウント)と、④SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG DN(SONY Eマウント)のレンズの評判がYoutubeでとても良かったのです。

③、④とも2021年発売の最近のレンズです。
一方、②は2017年発売と少し前のレンズですし、『CANON EFマウント』なので『MC-11』のアダプタを使わないといけません。SONYのカメラには、『SONY Eマウント』のレンズがいいのではないか。

そして、悩みながら、②ではないレンズを思わず購入しました。

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSMは、おすすめ

悩んで購入した『②SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(CANON EFマウント)』は、今は大のお気に入りです。

実は、重量が他のに比べて軽いので(1160g)、手持ち撮影でも使えますし、性能が調べた通り高い!からです。おすすめできるレンズです。是非、チェックしてみてください。

▼SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM(キヤノン EFマウント)

【撮影レビュー】FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<3>~比較作例でおすすめFSを紹介~

こんにちは むうさんです^^

2回に渡って、『X-T5』で撮影してフィルムシミュレーションを比較してきました。

▼フィルムシミュレーションを撮り比べ<1>
【撮影レビュー】FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<1>

▼フィルムシミュレーションを撮り比べ<2>
【撮影レビュー】FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<2>

今回は、都市空間の写真を撮影しながら、フルカラーのフィルムシミュレーション10種類を比較していきます。

FUJIFILM X-T5

FUJIFILM X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 レビュー記事

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 XF18-55mmF2.8-4 Rレンズキット

フィルムシミュレーションの撮影条件

撮影モード
・モード:絞り優先モード
・ホワイトバランス:AUTO
・Jpeg撮って出し(後からの補正なし)

撮影に使ったレンズ
標準ズームレンズ:XF16-80mmF4 R OIS WR
単焦点レンズ:フジノンレンズ XF35mmF1.4 R

フィルムシミュレーション
①PROVIA:スタンダード
②Velvia:ビビッド
③ASTIA:ソフト
④クラシッククローム
⑤PRO Neg. Hi
⑥PRO Neg. Std
⑦クラシックネガ
⑧ノスタルジックネガ
⑨ETERNA:シネマ
⑩ETERNA ブリーチバイパス

10種類のフィルムシミュレーションを比較しています。

フィルムシミュレーションの特徴

フィルムシミュレーションの特徴は、感覚的ですが、下のような感じです。

①PROVIA:スタンダード 彩度:普通、コントラスト:普通
②Velvia:ビビッド    彩度:高いコントラスト:高い
③ASTIA:ソフト     彩度:普通、コントラスト:低め
④クラシッククローム    彩度:低いコントラスト:高め
⑤PRO Neg. Hi           彩度:普通、コントラスト:低め、黒の締りがよい
⑥PRO Neg. Std            彩度:普通、コントラスト:低い
⑦クラシックネガ        彩度:普通、コントラスト:高め、赤と緑の色味が特徴的
⑧ノスタルジックネガ    彩度:高めコントラスト:低め、アンバーがかる  
⑨ETERNA:シネマ    彩度:低めコントラスト:とても低い
⑩ETERNA ブリーチバイパス 彩度:とても低いコントラスト:とても高い

軟調(コントラストが低い)の代表的なのは、⑥PRO Neg. Std⑨ETERNA:シネマですが、私にはこの2つの使い所が難しいというのが、2021年に『FUJIFILM X-S10』でフィルムシミュレーションの比較をした時の結論でした。

その時の記事は、下から覧ください。

▼フィルムシミュレーションの比較の2021年12月の記事

また、フィルムシミュレーションについて詳しく知りたい方は、『FUJIFILM 画質完全読本』がおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

フィルムシミュレーション比較作例1

前回は、花の写真で比較しましたが、今回は都市空間の写真でフィルムシミュレーションを比較していきます。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

今回のこの写真で、『X-T5』から搭載されたノスタルジックネガをじっくり見てみました。アスファルトの道路のグレー、空の青、木々のグリーンとも、アンバーの色がのっていて、懐かしさを覚える写真になっています。

アンバーを乗せることで、どの国の人も懐かしさを覚える、普遍的なもののようです。

一方、私はクラシックネガの色味にとても懐かしさを覚えます。今回のこの写真で感じたのは、クラシックネガが自分の子どもの頃のこと、ノスタルジックネガは少し前の私の子どもが小さかった頃の頃、そしてVelvia:ビビッドが今現在と、異なった時間を感じました

今回の1番は、ノスタルジックネガです。
今の私にとって、心地よい時間を思い出さえてくれました。何より、1970年代のアメリカのニューカラーを再現したというノスタルジックネガが表現する空の色は、今ではない少し前を感じさせてくれます。まさに、有名な写真集『スティーヴン・ショア Uncommon Places』の空の色でした。

2番は、Velvia:ビビッドです。
今まさに、多くの人がイベントを楽しんでいるエネルギーが伝わってくる色の濃さです。

3番は、クラシックネガです。
このフィルムシミュレーションは、何を撮っても私の心に入り込んできます。赤と緑の独特な色と、硬い階調と相まって、心に響きます。
 

フィルムシミュレーション比較作例2

次は、屋内の大きな空間で、陰影のある場所の写真で比較していきます。 

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

色の数が少ない写真のためか、フィルムシミュレーションで色の出方が違うのが、よくわかりました。

ASTIA:ソフトは、PROVIA:スタンダードとくらべて青と黄色とも色がしっかりとでています。今回のこの写真に関しては、天井窓が青みがかり、木材の部分に黄色がのっています。

ノスタルジックネガは、アンバーが特徴ですが、写真の木材の色が一番綺麗に写せていました

今回の1番は、そのノスタルジックネガです。
写真全体が自然な感じで、色が強調されすぎずに、綺麗に写っています。

2番は、ASTIA:ソフトです。上で書いたように、天井窓の青みがかった感じが素敵でした。

3番は、PRO Neg. Hiです。影が少し濃い目になっていて、写真全体の立体感が表現できていると感じました。

フィルムシミュレーションを比較すると、いつも以上に写真をしっかりと見るので、見る目が養われていく感じがします。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

フィルムシミュレーション比較作例3

最後は、ビルと空の写真です。
色の少ない無機質な写真ではどうでしょうか。 

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

PROVIA:スタンダードを見ると、右下の窓ガラスが青みがかったいます。ASTIA:ソフトはもちろん、彩度が低いクラシッククロームもそうです。なのに、クラシックネガは青色が抜けたように白いのです。これがが無機質なビルにマッチしていてカッコいいと、感じました。

今回の1番は、クラシックネガです。
シルバー系の部分と、全体的に彩度が落ち、それでいて空の色が残っているのが良いです。

2番は、PROVIA:スタンダードです。
ビルを見たまま?記憶色で再現してくれています。綺麗な写真です。

3番は、ETERNA ブリーチバイパスです。
ここまで色が抜けコントラストが高いことで、主役であるビルの存在感が大きくなってきています。非現実的な感じがいいです。

フィルムシミュレーションの比較は、写真のことがわかってくるようで、楽しい時間です。

都市空間写真まとめ 

今回の写真をみて一番感じたのは、『X-T5』から追加されたノスタルジックネガによって、昔、少し前、現在という時間を写真が感じさせてくれることが実感できたことです。

実際に、都市公園でのイベントの写真と、屋内の写真では、ノスタルジックネガが一番でした。

そして、最後のビルん写真では、クラシックネガが一番ですから、この2つのフィルムシミュレーションは、目立つ存在です。

フィルムシミュレーションについて詳しく知りたい方は、FUJIFILM 画質完全読本がおすすめです。是非、チェックしてみてください。。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』ブックレビュー

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

Photography Firstと写真優先で設計されたFUJIFILM X-T5』は大人気のようです。
前の機種『X-T4』より小型軽量になって、フィルムシミュレーションのノスタルジックネガが追加されました、おすすめのカメラです。是非チェックしてみてください。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 レビュー記事

▼XF16-80mmF4 R OIS WR

【撮影レビュー】FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<2>~比較作例でおすすめFSを紹介~

こんにちは むうさんです^^

前回は、フィルムシミュレーションの紹介と、1つの写真に対して、フルカラーのフィルムシミュレーション10種類を比較して、どれがお気に入りか紹介しました。

▼FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<1>

前回の続きで、FUJIFILM X-T5』で撮影しています。

今回は、花の写真に対してのフィルムシミュレーションについて、作例比較を行っていきます。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

フィルムシミュレーションの撮影条件

撮影モード
・モード:絞り優先モード
・ホワイトバランス:AUTO
・Jpeg撮って出し(後からの補正なし)

撮影に使ったレンズ
標準ズームレンズ:XF16-80mmF4 R OIS WR
単焦点レンズ:フジノンレンズ XF35mmF1.4 R

フィルムシミュレーション
①PROVIA:スタンダード
②Velvia:ビビッド
③ASTIA:ソフト
④クラシッククローム
⑤PRO Neg. Hi
⑥PRO Neg. Std
⑦クラシックネガ
⑧ノスタルジックネガ
⑨ETERNA:シネマ
⑩ETERNA ブリーチバイパス

10種類のフィルムシミュレーションを比較しています。

フィルムシミュレーションの特徴

フィルムシミュレーションの特徴は、感覚的ですが、下のような感じです。

①PROVIA:スタンダード 彩度:普通、コントラスト:普通
②Velvia:ビビッド    彩度:高いコントラスト:高い
③ASTIA:ソフト     彩度:普通、コントラスト:低め
④クラシッククローム    彩度:低いコントラスト:高め
⑤PRO Neg. Hi           彩度:普通、コントラスト:低め、黒の締りがよい
⑥PRO Neg. Std            彩度:普通、コントラスト:低い
⑦クラシックネガ        彩度:普通、コントラスト:高め、赤と緑の色味が特徴的
⑧ノスタルジックネガ    彩度:高めコントラスト:低め、アンバーがかる  
⑨ETERNA:シネマ    彩度:低めコントラスト:とても低い
⑩ETERNA ブリーチバイパス 彩度:とても低いコントラスト:とても高い

軟調(コントラストが低い)の代表的なのは、⑥PRO Neg. Std⑨ETERNA:シネマですが、私にはこの2つの使い所が難しいというのが、2021年に『FUJIFILM X-S10』でフィルムシミュレーションの比較をした時の結論でした。

その時の記事は、下から覧ください。

▼フィルムシミュレーションの比較の2021年12月の記事

また、フィルムシミュレーションについて詳しく知りたい方は、『FUJIFILM 画質完全読本』がおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

フィルムシミュレーション比較作例1

今回は、花を被写体としてフィルムシミュレーションの比較を行っていきます。

まずは赤い花から。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

気がついたこととして、
⑦クラシックネガと⑧ノスタルジックネガの色合いが似ているようで違うところです。
赤い花の色が近いことと、一方グリーンの葉は、⑦クラシックネガが青系に寄っているのに対して、⑧ノスタルジックネガはアンバーに寄っていて、そこが違うこと。

この赤い花とグリーンの葉が主役のこの写真では、
1番は、ASTIA:ソフトです。赤い花をどぎつくするのではなく、落ち着いた色調にしていること。花に透明感があることです。

2番は、PROVIA:スタンダードです。ASTIAとあまり色味が変わっていませんが、ASTIAの方が若干コントラストが低く落ち着いているのがよかったためです。

3番は、クラシックネガです。赤色の出方と、青系のグリーンが、現実はこの色のはずないよなと思いながらも、懐かしい世界へライムスリップする感覚に包まれるからです。

フィルムシミュレーション比較作例2

続いて、黄色い花です。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

私のイメージとしては、里山の麓の湿地に咲くアヤメ(カキツバタ?)で、色が霞んで、少し懐かしい感じを出したいと思っていました。

PROVIA:スタンダードでも色が出すぎていると感じていたこともあり、
今回の1番はクラシッククロームです。彩度が低いのが気に入りました。

2番はPRO Neg. Hiです。適度な落ち着きのある色の濃さで気に入りました。

3番はクラシックネガです。グリーンの色合いから、どうしても懐かしさを感じてしまうのです。中毒になりそうな、なっている?フィルムシミュレーションです。

フィルムシミュレーション比較作例3

最後は、紫色の花です。

この写真のレンズは、 XF35mmF1.4 Rで、ボケ具合が好きです。

どうも、花自体よりも、クラシックネガ特有のグリーンの色に引っ張られる傾向があります。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

この写真では、単純に花が綺麗に見えるかどうかが大切でした。

花の色で、ASTIA:ソフトの方が、PROVIA:スタンダードよりも若干青みが入っている感じで、PROVIA:スタンダードは素直にピンク系の色が出ていて綺麗です。

1番は、PROVIA:スタンダード。一番綺麗に撮れています。

2番は、クラシックネガで、絶対に実物はこの色ではないだろうと思わせながら、惹かれてしまいます。今回は、3番はなしです。

花写真で比較のまとめ

赤い花の写真は、1番はASTIA:ソフト
黄色いアヤメの写真は、クラシッククローム
最後の紫色の花の写真は、PROVIA:スタンダードが一番でした。
そして、すべての写真に3番位内で入ったクラシックネガは、グリーンの色味が特徴で、好きになると離れられないのかもしれません。

次回は、都市空間の写真で比較していきます。

フィルムシミュレーションについて詳しく知りたい方は、『FUJIFILM 画質完全読本』がおすすめです。是非、チェックしてみてください。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』ブックレビュー

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

Photography Firstと写真優先で設計されたFUJIFILM X-T5』は大人気のようです。
前の機種『X-T4』より小型軽量になって、フィルムシミュレーションのノスタルジックネガが追加されました、おすすめのカメラです。是非チェックしてみてください。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 レビュー記事

▼XF16-80mmF4 R OIS WR

【撮影レビュー】FUJIFILM X-T5でフィルムシミュレーションを撮り比べ<1>~比較作例でおすすめ解説~

こんにちは むうさんです^^

暖かくなってきて、カメラを持って出かけたくなるそんな季節になりました。

昨年の11月に発売されてから気になっていたミラーレスカメラがFUJIFILM X-T5です。コンパクトで軽いので、持ち出しやすそうで、ほしい1台です。

その『FUJIFILM X-T5』で、フィルムシミュレーションの楽しさをあらためて感じたいと街中スナップをしていきました。

『FUJIFILM X-T5』

『FUJIFILM X-T5』

X-Tシリーズに新たに追加されたフィルムシミュレーションのノスタルジックネガ、どんな感じだろうとワクワクしながらの街中スナップです。

今回は、カラーのフィルムシミュレーション10種類を撮り比べましたので、作例と、私の選ぶベスト3を混じえながら紹介します。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

フィルムシミュレーション

フィルムシミュレーションは、FUJIFILMのカメラに搭載されている、デジタルカメラでフィルムの特性を再現するような画作りの技術です。

フィルムシミュレーションについて知りたくなり、FUJIFILM 画質完全読本』というFUJIFILMのカメラのフィルムシミュレーションを含む画質全般を紹介している本をレビューしました。参考にしてみてください。 

▼『FUJIFILM 画質完全読本』ブックレビュー

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

X-T5は19種類のフィルムシミュレーションを搭載

今回紹介する『FUJIFILM X-T5』は、19種類ものフィルムシミュレーションを搭載しています。
そのうち、フルカラーのフィルムシミュレーションは下にある通りの10種類です。

10種類のフィルムシミュレーション

①PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

『FUJIFILM X-T5』の前機種は9種類だったのですが、新たに搭載されたのが⑧ノスタルジックネガです。

10種類にフィルムシミュレーションの紹介

フルカラーのフィルムシミュレーション10種類について、『X-T5』のカメラでの説明を紹介します。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード
標準的な発色と階調で人物・風景など幅広い被写体に適します

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド
高彩度な発色とメリハリある階調表現で風景・自然写真に最適です

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト
落ち着いた発色とソフトな階調でしっとりとした表現に適します

④クラシッククローム

クラシッククローム

クラシッククローム
発色をおさえ暗部のコントラストを高めることで落ち着いた表現に適します

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi
コントラストを高めたややメリハリのあるポートレート撮影に適します

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

PRO Neg. Std
ニュートラルな階調で画像加工に最適です
肌色の質感を再現したいポートレート撮影に適します

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

クラシックネガ
深い色とメリハリのある階調で被写体をしっかりとした立体感で表現します

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ
アンバーに味付けされたハイライトと色乗りの良いシャドウで印刷された写真のような雰囲気を表現します

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ
落ち着いた発色と豊かなシャドウトーンで動画に適します

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス
低彩度かつ高いコントラストの独特な発色で撮影できます
動画撮影にも適します

この10種類のフィルムシミュレーションを、FUJIFILM X-T5』で撮影して比較してみました。

前回のフィルムシミュレーション比較

2021年の12月に、18種類のフィルムシミュレーションを搭載する『FUJIFILM X-S10』で、フィルムシミュレーション9種類(上の10種類からノスタルジックネガがなかった)を比較しています。

その時の結論は、

前回の結論

なら、PROVIA、Velvia、PRO Neg.Hi

の撮影なら、PRO Neg.Hi、ASTIA、PROVIA

ビル街など無機質の表現なら、ETERNAブリーチバイパス、クラシッククローム

どのシチュエーションでも懐かしさ、昭和を再現するならクラシックネガで撮ると魔法がかかります

私の中で使い方が難しかったのが、PRO Neg.stdとETERNA

でした。
今回は、ノスタルジックネガも加わりましたし、どうなるか楽しみです。

▼フィルムシミュレーションの比較の前回の記事

フィルムシミュレーションの比較作例

比較する撮影条件

サークル仲間と街中の写真を撮る機会も増えてきたので、フィルムシミュレーションがどんな時に、どんな印象になるのか、撮る前から楽しみでした。

比較する上での撮影条件は下の通りです。

撮影モード
・モード:絞り優先モード
・ホワイトバランス:AUTO
・Jpeg撮って出し(後からの補正なし)

撮影に使ったレンズ
今回は、
標準ズームレンズ:XF16-80mmF4 R OIS WR
単焦点レンズ:フジノンレンズ XF35mmF1.4 R

街中スナップなので、ぼかしての撮影機会は単焦点レンズに任せて、開放F値が4で十分だと考え『XF16-80mmF4 R OIS WR』で撮影しました。

また『XF35mmF1.4 R』は、神レンズとも呼ばれているレンズで、ボケが綺麗なレンズです。

フィルムシミュレーション比較作例

空の色と、無機質なビル、そして彩り豊かな鯉のぼりで比べてみました。

①PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

②Velvia:ビビッド

Velvia:ビビッド

③ASTIA:ソフト

ASTIA:ソフト

④クラシッククローム

クラシッククローム

⑤PRO Neg. Hi

PRO Neg. Hi

⑥PRO Neg. Std

PRO Neg. Std

⑦クラシックネガ

クラシックネガ

⑧ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

⑨ETERNA:シネマ

ETERNA:シネマ

⑩ETERNA ブリーチバイパス

ETERNA ブリーチバイパス

この写真は、ビルがまずカッコよく写っていることが、私にとっては大切でした。

1番はVelvia:ビビッド。青々しいビルの色が人工物の美しさを表していて気に入りました。

そして2番と3番は、2番がクラシックネガです。カメラの説明で「被写体をしっかりとした立体感で表現します」とありましたが、ビルの存在感を最も感じました。

3番がETERNA ブリーチバイパス。世の中に存在していると感じられない、非現実的な感じのビルが、私の中では大きく膨らんだからです。

1~3番ともに、コントラスト高めのフィルムシミュレーションとなりました。ビルのような被写体だと、コントラストの低い軟調のフィルムシミュレーションは目立ってこないです。

フィルムシミュレーションとX-T5

フィルムシミュレーションは奥深く、様々な被写体を撮影しないとわからないことが多いです。

そんなフィルムシミュレーションについて詳しく知りたい方は、FUJIFILM 画質完全読本がおすすめです。
写真画像の見方を教えてもくれる良書です。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

今回撮影したFUJIFILM X-T5は、T4より軽量コンパクトになり、写真優先のカメラです。写真を軽い機材で撮りたい、フィルムシミュレーションで気に入った写真を撮りたい、そんな要望を叶えてくれるカメラです。是非、チェックしてみてください。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 レビュー記事

▼XF16-80mmF4 R OIS WR

【実感レビュー】FIJIFILM X-T5は軽くてコンパクトなミラーレスカメラ~フィルムシミュレーションをノスタルジックネガで強化~

こんにちは むうさんです^^

最近、写真サークルの仲間ができたので、街中スナップを撮り始めています。スナップ写真だと、軽量で取り回しのよいカメラが欲しくなりますし、その場で見せたいのでJPEG撮って出しで気に入った写真が撮れると嬉しいです。

となると、FUJIFILMのカメラが気になります。

APS-C機で軽量で、フィルムシミュレーションでJPEGでも気に入った写真が撮れそうです。

FUJIFILM X-T5にXF16-80mmF4 R OIS WRを装着

FUJIFILM X-T5にXF16-80mmF4 R OIS WRを装着

そんなFUJIFILM X-T5を使って街中スナップを撮りました。軽くコンパクトに進化して、さらにフィルムシミュレーションも新たなノスタルジックネガを搭載しています。

今回は、FUJIFILM X-T5』を、スペック、作例を混じえて紹介します。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼XF16-80mmF4 R OIS WR

フィルムシミュレーション

FUJIFILMは、元々カメラ用のフィルムの会社でした。

今でもカメラ用フィルムの製造販売をしていますが、全盛期はたくさんの種類のフィルムを販売していたのです。ですから、FUJIFILMには、それらのフィルムの様々な情報があります。

そこで、それらのフィルムの特徴を生かした画作りをデジタルで実現したのが、フィルムシミュレーションです。

新しいカメラが発売されるごとに、増えてきたので、いまでは19種類ものフィルムシミュレーションがカメラに搭載されています。

例えば、”スタンダード”と呼ばれる”PROVIA”や、XT-5に新たに搭載された”ノスタルジックネガ”は、『X-T5』で下のように説明されています。

PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード
PROVIA:スタンダード
標準的な発色と階調で人物・風景など幅広い被写体に適します

ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ
ノスタルジックネガ
アンバーに味付けされたハイライトと色乗りの良いシャドウで印刷された写真のような雰囲気を表現します

フィルムシミュレーションについて、詳しく説明された本として『FUJIFILM 画質完全読本』があります。ブログでブックレビューしていますので参考にしてみてください。

▼『FUJIFILM 画質完全読本』ブックレビュー

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

FUJIFILM X-T5

X-Tシリーズは、初代が2014年に発売されてから、ついに”5”となりました。

FUJIFILM X-T5

FUJIFILM X-T5

カメラが年々高機能化する中で、サイズが大きく、重さも増えてきたのが『X-T4』まででしたが、今回の『X-T5』は、『X-T4』の526g(本体のみ)から476gと50g軽くなり、サイズも幅が5mm、高さが1.8mmもサイズダウンしたのです。 

いいカメラを気軽に持ち歩きたい、スナップ撮影用の軽いカメラがほしいと思っていた私にはぴったりです。

Photography First:写真優先

動画のスペックを大幅上げることは、上位機種のX-H2などに任せたため、動画によりサイズが大きくなるよりも、写真を最優先に設計されたようです。

Photography First:X-T5

Photography First:X-T5

もちろん、動画のスペックも向上していて、4K60P、フルHDでの240Pのスローモーションには対応しながら、6.2Kオーバーサンプリングでの4K動画にも対応とスペックが向上しています。
私には超オーバースペックですが……。

Photography First:写真優先は、写真撮影がメインの私にとっては、とっても嬉しいことです。

カタログを読んでみると(X-T5のカタログより抜粋)

原点への回帰。正統進化。

原点への回帰。正統進化。
原点への回帰。正統進化。

5代目となる「X-T5」は、Xシリーズの原点である「小型・軽量・高画質」に拘り、写真を最優先に設計され、洗練されたデザインをブラッシュアップすると同時に、進化した第5世代デバイスを搭載。

小型・軽量・高画質」の原点回帰は、ホント嬉しいです。

また、エンジンであるデバイスも第5世代へと進化しているので、オートフォーカスに被写体検出が導入されるなど、最新機能が取り入れられています。

X-T5スペック

そんな、『FUJIFILM X-T5』のスペックを、前機種の『X-T4』と比較しながら、確認すると、

X-T5、X-T4スペック比較表

X-T5、X-T4スペック比較表

比べて優れた点を薄い青で色付けしていますが、
4020万画素と高解像度になり、さらに撮影可能枚数が増え軽くなって小さくなって、オートフォーカスも強化され、そしてフィルムシミュレーションにノスタルジックネガが追加されました。

ほしい!の一言です。
 

FUJIFILM X-T5

FUJIFILM X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

フィルムシミュレーションで撮影

さっそく、フィルムシミュレーションを使って撮影してみました。

ここで紹介するのは、「PROVIA:スタンダード」「クラシックネガ」、そして新しく追加された「ノルタルジックネガ」です。

▼PROVIA:スタンダード

PROVIA:スタンダード

▼クラシックネガ

クラシックネガ

▼ノスタルジックネガ

ノスタルジックネガ

PROVIA:スタンダードは、発色がよくて、FUJIFILMのいう記憶色に沿っていて、綺麗に色がでています。

クラシックネガは、フィルムライクな色合いで、緑と赤系の色合いに特徴があります。空の色を含めて、フィルム写真をみているかのような印象を受けます。

ノスタルジックネガは、アンバーに寄っているとのことで、空の色が黄色みがかっていて懐かしい感じがしてきます。被写体を選ばないフィルムシミュレーションのように感じました。

この写真では、私はノスタルジックネガが好みかもしれません。
ただ、家族を連れていて、子どもがあの中に写っているなら、PROVIA:スタンダードの発色の良さがよいです。

FUJIFILM X-T5、ちょっとした日常が輝き出すようなカメラです。
軽くて画質がよくて、フィルムシミュレーションが楽しい。おすすめのカメラです。是非、チェックしてみてください。

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5

▼FUJIFILM ミラーレスカメラ X-T5 XF18-55mmF2.8-4 Rレンズキット

▼『FUJIFILM 画質完全読本』

 

【速度検証】SanDisk ポータブルSSD(SDSSDE30-2T00)~抑えめ価格で高速な、おすすめのポータブルSSD~

こんにちは むうさんです^^

4240万画素という高画素なミラーレスカメラ『SONY α7RⅢ』を購入してから、写真1枚の容量が増加し、データを保管するポータブルSSDを追加で購入しました。

それが、外付けポータブルSSD『SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25です。

SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25

SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25

前回のレビューは下の記事をご覧ください。

実は、最初に使った時に、読み書き速度が遅いことに気づきました。
えっ!不良品!?

と、色々と調べていくと、速度についてはUSBの仕様に関係することがわかり解決して、今ではスペックの最大速度近くで読み書きができますが、最初はわかりませんでした。

今回は、外付けポータブルSSD『SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25』の速度検証と、スペック通りの速度を出すコツをご紹介します。

▼SanDisk ポータブルSSD(SDSSDE30-2T00)

速度が遅い現象とは?

私が最初に使った時に、パソコンのUSB3.2のコネクターに、ごく普通にポータブルSSDのケーブルの先のUSB2.0端子を挿し込みました。使っている『Sandisk Extreme 2TB』と同じように。

そうしたら、データを書き込みスピードがとんでもなく遅く感じたのです。そこで、速度を実測してみました。

使ったソフトは、「CrystalDiskMark 8」です。すると、下の通り、読み込み最大速度520MB/秒どころか、その10分の1も速度がでていなかったのです。

普通にUSB3.2のコネクタに挿した時の速度

普通にUSB3.2のコネクタに挿した時の速度

44MB/秒?
思わず、えっ!となりました。

使ったきた『Sandisk Extreme 2TB』では、一度もそんなことがなかったからです。不良品を掴んだか?と思いました。

▼『Sandisk Extreme 2TB』レビュー記事
【サンディスク エクストリーム 2TB レビュー】ポータブルSSDの「SanDisk Extreme」

Sandisk Extreme 2TBと並べる

Sandisk Extreme 2TBと並べる

USB 3.0以降の正式な仕様?

私も、今回初めて知ったのですが、SSDのケーブルの先のUSB端子を、パソコンのUSB3.2のコネクターに差し込む際に、ゆっくり挿し込むとUSB2.0として認識され、素早く挿し込むとUSB3.0と認識されるということがあるようです。

ようするに、USB3.0として使いたいなら、SSDのケーブルの先のUSB端子を素早く挿しなさい。ということです。

なんで?と思って調べると、
USB 3.0のコネクターは、USB 2.0コネクターの根元に3.0用の端子を追加しているので、仮に途中までしか挿し込まなければUSB2.0として認識されます。
そのため、ゆっくり挿し込むと、USB2.0端子を根元まで挿し込む前にパソコン側がUSB2.0と認識してしまうようです。

USB 3.0以降の正式な仕様?

USB 3.0以降の正式な仕様?

様々な条件で速度測定

速度測定条件

いくつかの条件で測定してみることにしました。

速度の測定条件

①USB2.0のコネクタに挿した時の速度

②USB3.2のコネクタに、普通に挿した時の速度

③USB3.2のコネクタに、素早く挿した時の速度

④USB3.2のコネクタに、Sandisk Extremeの太いケーブルを使って、普通に挿した時の速度

①の条件で、上の速度がUSB2.0相当なのかを検証。
②はすでに測定した条件。
③は、素早くコネクタに挿せば本当に早くなるのか?の検証。
④は、ケーブルによって速度が変わる可能性もあるので、『Sandisk Extreme』の付属している太いケーブルを使って測定してみました。

『SDSSDE30-2T00』に付属のケーブルと、『Sandisk Extreme』に付属のケーブルを比較すると、下の写真のようになります。

今回は、下の表の空欄を埋めていきいくことになります。

速度測定条件と結果表

速度測定条件と結果表

速度測定結果

▼①USB2.0のコネクタに挿した時の速度

①USB2.0のコネクタに挿した時の速度

▼③USB3.2のコネクタに、素早く挿した時の速度

③USB3.2のコネクタに、素早く挿した時の速度

▼④USB3.2のコネクタに、Sandisk Extremeの太いケーブルを使って、普通に挿した時の速度

④USB3.2のコネクタに、Sandisk Extremeの太いケーブルを使って、普通に挿した時の速度

上の測定結果をまとめてみると、

速度測定結果まとめ

速度測定結果まとめ

事前に調べた通り、素早く挿せばUSB3.0として認識されて、十分な速度がでました

またケーブルの影響もあるようです。コストもあるのでしょうが、最初からExtremeと同じケーブルにしておいてくれればいいのにと、思ってしまいました。でも、少しでも安く買えたほうがいいかなぁ。

左:Sandisk Extreme 2TB

左:Sandisk Extreme 2TB

ここでは、素早く挿すという表現を使っていますが、最初に挿した時にのんびりしていただけで、普通=のんびり素早く=普通か少し早く、程度ですので、どなたでもUSB3.0の高速で使うことができます。

SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25

SanDisk ポータブルSSD SDSSDE30-2T00-GH25

速度がでることが分かりましたし、小さいし軽いしで、リーズナブルな良い買い物ができたと思っています。是非、チェックしてみてください。 

▼SanDisk ポータブルSSD(SDSSDE30-2T00)

▼SanDisk エクストリーム ポータブルSSD(SDSSDE61-2T00):太いケーブル